TOEFL

社会人が計画力でTOEFL100点を突破するまで|最終話: 100点を突破する方法

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「英語の才能がない。」

中学で英検3級に3回落ちた時、
自信を失い、嫌いになり、その現実を受け入れた。

しかし月日が流れ・・・
社会人になった僕は、TOEFLで100点を達成することができた。

 

英語が苦手でも、素地がなくても、才能がなくても、
「TOEFL100点なら取れる方法」の1つを、ここに示したいと思います。

全体計画

  • 必須要素その①「語彙力」
  • 必須要素その②「英文法力」
  • 「英文法力」をより大切にする
  • 3時間勉強で、3~8ヵ月程度

必須要素: 「語彙力」と「英文法力」

TOEFLで100点以上を目指すのであれば、高い語彙力英文法力を備えていることが必須要件になります。

語彙力はいわずもがな・・・
個人的には語彙力と英語力はほぼ正比例すると思っていますので、当然これは重要です。
具体的な対策方法としては、以下の単語帳をコツコツ覚えていくと良いでしょう。
※僕は毎日100語くらいのペースで進めて、約2ヵ月で一周しました。

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社会人が計画力でTOEFL100点を突破するまで|第2話: 単語(語彙)対策普通の社会人が仕事をしながら、TOEFL100点超えに挑戦しました。 必ず達成するために、英語力のみならず経済力、情報力、人脈なども駆使して挑んだ時の記録です。第2話は単語の覚え方について書いています。...

 

もし現時点の語彙力が低く、「やっべ、リーディングの単語ほぼ知らん!」という状態でも、もう1冊別の単語帳をやる必要はないと思います。

TOEFLは特定の分野でしか使われない用語(termjargon)もたくさん出てきます。
そのためTOEFL単語を完全にカバーするのは、ほぼ不可能です。

もう1つの必須要素である「英文法力」を高める方が、よっぽど効率的にスコアアップを狙えます。

 

結論: 「『英文法』は熱いうちに打て」

ある程度の語彙力があると、知っている単語の意味を繋ぎつつ、どんな英文もなんとなく理解できるようになります。

ただ、ここはTOEFL100点突破を目指す上で、大きな落とし穴。

語彙力先行で対策を行い、結果80~90点台で足踏みするというのは「あるある」なんです。
僕の知り合いでも、実際にそのせいで100点までいけなかった人がいます。

TOEFLでは、全単語を知っていても意味を読み違えそうな文章が出てきます。
そして特にリーディングでは、そこが出題されます。

横着せず、「英文法」に時間を割いてください。
目指すべきレベルは、「TOEFLの長文を、他人に9割解説できる」くらいです。

 

TOEFL対策をはじめたら、最優先で英文法に着手するのが良いでしょう。

英文法の勉強は、多くの人にとって地味で、退屈で、面倒なもの。
誰だって単語と過去問だけやって、スコアを伸ばしたいんです。

でも、だからこそ、勉強をはじめたばかりで、TOEFL100点突破に対して熱い気持ちを持っている時に文法をやっておくべき。
理想的には、最初の3ヵ月以内に一区切りつけたいですね。
※もちろん単語暗記も面倒な作業なので、初期に英文法と並行してやるのが吉です。

 

勉強方法について、僕から2つ提案があります。

1つは、高校の英語教師をしている友人が英文法を身につけた方法。
彼は以下の本を使い、独学で英文法を身につけました。
※当時彼はまだ大学生だったので、時間に余裕はあったと思います。

 

もう1つは、僕自身が英文法を身につけた方法。

実は僕も上の本を持っているのですが、ページ数が多過ぎてすぐにやる気を失ってしまいました。。

「英語の中でも一番やりたくない英文法、なんとか手っ取り早く終わらせることはできないかな?」と思い、スクールも検討しました。

その後「Liberty English Academy」というスクールで学び、大体2ヵ月くらいでTOEFL長文が正確に読める英文法力が身につきました。
※友人と比較すると、自分の場合は時間がない代わりに使えるお金がありました。

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Liberyの授業は、文法力の完成だけでなくスピーキング・ライティングにも有効でした。
僕が作った英文の添削をしつつ、ハイレベルな回答を例示してくれるので、間違った箇所と同時に高評価される文章を吸収できたと感じます。

同期の生徒さんにもTOEFL100点超えは多く、再現性も高いのだと思います。

目標達成までの期間が短く困っている方は、一度カウンセリングを受けてみると良いですよ(‘ω’)ノ

≫公式HP: Liberty English Academy

 

学習期間と進め方

学習期間の目途をつけるにあたっては、僕の経験も参考にしてみてください。

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社会人が計画力でTOEFL100点を突破するまで|第8話: 戦績・総費用・総学習時間 今回はすべて、物語調です。 以下のことに触れています。 TOEFL100点を取った話 全戦績(スコア) ...

僕は、90点→100点へと10点くらいあげるのに約300時間掛かりました。
ただ僕の場合、コロナの影響で学習を中断せざるを得ない時期もあったので、実際は150時間前後で足りていたと感じます。
※コロナ前に受けた模擬試験では、約100時間の学習で100点を取れています。

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また公開されているデータを見る限り、日本人のTOEFL平均スコアは72点ですので、ここまではスコアアップのペースも早まりそうですね。
*合算値が不正ですが、元データのTotalが72点となっていたのでそのままにしています。

Reading Listening Speaking Writing Total
18 18 17 18 72

参照元: toefl-ibt.jp

 

以上を踏まえて、学習時間の目安表を作ってみました。

現在のスコア +10点に
必要な時間
100点までの
勉強時間
毎日2時間
勉強の場合
毎日3時間
勉強の場合
50 100 650 11ヵ月 7ヵ月
60 100 550 9ヵ月 6ヵ月
70 150 450 8ヵ月 5ヵ月
80 150 300 5ヵ月 3ヵ月
90 150 150 3ヵ月 2ヵ月

※あくまでも、机上の計算値です。
不慮の事態が起こらない前提、かつ80~90点台で停滞しなかった場合を想定した楽観的予測です。

 

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平均スコアを考えると、5~8ヵ月程度を見ておくのが現実的な気がします。

 

リーディング

  • 日本人が9割超えできるセクション
  • 試験全体の出来を左右するため、失敗厳禁!
  • 「語彙力」「英文法力」を備えたら、音読で高速化

目標スコア: 27点

リーディングで目指すべきスコアは、27点です。

リーディングは日本人が最もスコアを稼ぎやすいセクションの1つであり、9割以上のスコアは現実的です。

また最初のセクションであるリーディングは、その手応えが後続試験へも精神的な影響を与えます。
だから絶対に、失敗したくありません。

まずは「正確に読む」ために、「TOEFLテスト英単語3800」レベルの語彙力と、「TOEFLの長文を、他人に9割解説できる」くらいの英文法力を備える。

その後は、「速く読む」ために過去問などを使い音読をしていく。

「正確に速く読む」ことができれば、27点以上でスコアは安定します。

 

<実践練習> 音読

過去問などを使い、以下の音読練習を行います。

TOEFLリーディング記事を1つ(約700words)読む

  1. 1記事を、6分以内を目安にブツブツ読む (約120wpm)
  2. 7~8分で、ゆっくりめにブツブツ読む (約100wpm)
  3. 単語・文法を調べながら、じっくり音読
  4. 5~6分で音読できるまで繰り返し練習 (約130~140wpm)

※wpm (word per minute): 1分間の読む単語数です。
※設問には答えなくてもいいです。答えるとしたら、②のあとにやりましょう。

 

以下の記事では、実際に僕が音読をしている音声を公開しています。

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社会人が計画力でTOEFL100点を突破するまで|第3話: リーディング(長文)対策普通の社会人が仕事をしながら、TOEFL100点超えに挑戦しました。 必ず達成するために、英語力のみならず経済力、情報力、人脈なども駆使して挑んだ時の記録です。第3話はリーディング(長文)の勉強方法について書いています。...

 

リスニング対策

目標スコア: 27点

リスニングの目標スコアも、27点です。

英語学習において、ほとんどの日本人はリーディングとリスニングにより多くの時間を費やしてきているはずです。
そのためTOEFL100点を狙うのであれば、リーディング同様、ここでもハイスコアを取っておく必要があります。

リスニング対策は「音を聞き取る練習」だけ、やればいいです。
というのは、音を聞き取った後にそれを理解する能力は、リーディングと共通しており、先ほどの音読で鍛えられていくからです。

リーディング リスニング
フェーズ①
(情報が入る)
文字を読んで・・・
※担当者「目」
音を聞いて・・・
※担当者「耳」
フェーズ②
(理解する)
入ってきた英文を理解する
※担当者「脳」
入ってきた英文を理解する
※担当者「脳」

 

「音を聞き取る練習」としては、(高負荷なトレーニングですが)シャドーイングが一番効果的です。
TOEFLリスニング音声を8~9割程度シャドーイングできるレベルまで鍛えておけば、最低でも25点は取れるようになります。

 

<実践練習> シャドーイング

過去問などを使い、以下の手順でシャドーイングの練習をします。

TOEFLリスニング3タスクに回答 → シャドーイング

  1. まずは普通に回答 (3タスク分)
  2. 各タスク毎に、スクリプト確認
  3. 1回、オーバーラッピング(聞きながら同時に音読)
  4. 完成度9割以上になるまで、繰り返しシャドーイング

※最初は等倍で構いませんが、慣れてきたら1.25倍でやりましょう。

 

こちらも、実際に僕が練習している音声がありますので、興味がある方は聞いてみてください。

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社会人が計画力でTOEFL100点を突破するまで|第4話: リスニング対策普通の社会人が仕事をしながら、TOEFL100点超えに挑戦しました。 必ず達成するために、英語力のみならず経済力、情報力、人脈なども駆使して挑んだ時の記録です。第4話はリスニングの勉強方法について書いています。...

 

スピーキング対策

目標スコア: 22点

スピーキングは高望みせず、22点くらいを目標にしましょう。

現在、僕たち日本人のスピーキング平均スコアは17点。
これは世界最低ですξ

学生の頃からあまり喋る機会を与えられなかった僕たちにとって、スピーキングでスコアを稼ぐことは難しい。
まずはこれおw素直に認めましょう。

TEOFLがスピーキング試験で気にするのは

  • 発音・流暢さ
  • 英文法の正確さ
  • 適切な単語・表現の使用
  • 話の展開

などと言われています。

とはいえ実際問題、僕たちにとっては時間内に喋り切ること自体がもう難しい( ゚Д゚)!

それであれば、ただ1つ。
「英文法の正確さ」にフォーカスしましょう!

加点を狙うのではなく、減点を減らしていく。

多少内容は薄くなってもいいから、「英文法の正確さ」に注意しつつ、時間内に伝えきれる状態までは持っていきましょう。

 

<実践練習> レコーディング

スピーキングの練習方法は、まず過去問1回分に通しで回答。
その際に録音した自分の英文を修正し、修正後の英文を時間内に喋れるまで練習します。

スピーキングを通しで1回分 → 復習

  1. 回答&録音
  2. 録音を聞き返し、内容を最適化したスクリプトを作成
    (うまく出来なかった2タスク分)
  3. 作成したスクリプトを制限時間内に喋る練習

※②のスクリプトは凝り過ぎず、現実的に制限時間内に喋れる内容にしてください。
※③では、最終的にスクリプト無しである程度喋れるまで練習。

 

僕の練習音声は以下ですが・・・
僕自身、スピーキングは23点しか取れておりませんので、「お手本」だと思って聞かないでください。
「あぁ、こんな感じでも23点いくのか。」程度で聞いていただければと思います^^;

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社会人が計画力でTOEFL100点を突破するまで|第5話: スピーキング対策普通の社会人が仕事をしながら、TOEFL100点超えに挑戦しました。 必ず達成するために、英語力のみならず経済力、情報力、人脈なども駆使して挑んだ時の記録です。第5話はスピーキングの勉強方法と、僕の実際のスピーチを載せています。...

 

ライティング

目標スコア: 24点

ライティングは8割(24点)以上を目指す。

「目指す」とは言いましたが・・・
ライティングは英文法がしっかり身につけば勝手に8割くらい取れるようになるので、心配無用です。
※実際自分もLiberty English Academyで英文法が矯正された後、自然とスコアは24点に達しました。

8割に満たないのは、実力が出し切れなかった時です。
例えば・・・

  • 構成で迷う
  • イントロに何を書けばいいかわからない
  • 書いていく途中で、理由が尽きてしまう

 

こういった事故を防ぐために、やるべきことはルーティーン化したうえで体得しておいてくださいね。

 

<実践方法> ルーティーンズ

以下、各タスクにおける、僕のルーティン作業です。

<Task1・ルーティーン作業>

  1. 事前: 構成テンプレートの準備・暗記。
  2. 読む時間: しっかりと読む。
    そして、3つの理由を書き出す。
  3. 聞く時間: 教授は必ず筆者と反対の主張をする。
    そのため、その根拠について理由毎にメモる。
  4. 書く準備: 最初に暗記したテンプレートをタイプする。
  5. 書く時間: 英文とメモを見て肉付けしていく。
  6. 見直し: 2分くらい余らせて、見直し。
    特にスペルミスと文法をチェック。

     

    <Task2・ルーティーン作業>

    1. 事前: 構成テンプレートの準備・暗記。
    2. 考える時間: 最初に3~5分程度使い、思いつく限り「agree/disagree」両方の理由と根拠を紙に書き出す。
    3. 書く時間: ②で書き出した理由・根拠で簡単に書けそうな方を判断。
      これを基に、肉付けしていく。
    4. 見直し: 3分くらい余らせて、見直し。
      特にスペルミスと文法をチェック。

     

    タスク毎のテンプレート、および実際に書いてみた英文を以下に公開しています。
    参考にしてみてください!

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    社会人が計画力でTOEFL100点を突破するまで|第6話: ライティング対策普通の社会人が仕事をしながら、TOEFL100点超えに挑戦しました。 必ず達成するために、英語力のみならず経済力、情報力、人脈なども駆使して挑んだ時の記録です。第6話はライティングスコアアップのポイントについて書いています。...

     

    あとがき

    「今の時代、英語なんてできて当然だろ?」

    こう言われるようになってから10年以上が経ちますが、世界的に見て、未だ日本人の英語力は低水準で、改善のスピードも速くありません。

    2006年にはじまった、TOEFL iBT。

    当時、日本人の平均スコアは65点でした。
    一方、お隣の国(韓国)を例に見みると、彼らの平均スコアは72点。

    問題は、ここで7点の差が開いていたことではありません。

     

    最新のデータを見ると・・・

    日本の平均スコア、72点。

    韓国の平均スコア、84点。

    10年以上かかって、ようやく2006年の韓国に追いついたと思った僕らの英語力。
    現実は、より速いペースでその差を広げられているのです。

     

    それでも僕は「僕たちでもTOEFL100点取れますよ。」と、言います。

    日本人の平均スコアが72点に留まっている原因。

    きっと僕たちは英語に向き合った時間が少なくて、苦手意識が強すぎて、もしくは嫌い過ぎて
    「なんとか近道できる方法を一生懸命調べて、逆に遠回りをしているのでは?」と感じます。

    家を建てる時のように、土台から作り直せばいいんです、本当は。

     

    地道に積み上げていきましょうよ。

    なんせ、世界トップクラスの英語力ですから(‘ω’)ノ

     

    英語が苦手だった僕は、独学+αで約10年かかってここまで来ました。

    でも元々優秀な皆さんなら、ずっとずっと早く辿り着けるはずです。

     

    英語を理由に、
    夢を諦めないでください。

     

    ABOUT ME
    スタイル
    英語好きのプログラマーです('ω')ノ (英検1級, TOEIC 955, TOEFL 104)