- みんな子供の英語にいくら使ってるの?
- 払ったお金に対する成果は出ている?
- 本音としては「安くて効果的」な方法を知りたい!
グローバル化が進む昨今。
「子供に英語を習わせよう!」と考えている方は多いと思います。
しかし「いくらかかるのか?」「成果は出るのか?」など、不安に思う方もいるかもしれません。
そこで私の実体験とママ友から聞いた話をもとに、子供の英語教育にかかる費用とその効果について紹介します。
後半には出費を抑える3つの工夫も載せているので、ぜひご覧くださいね(*’∀’*)!
Contents
お金の話|英語教育、みんないくら使っている?
【ケース0】英会話教室の月謝・7,000円~9,000円台
子供の英語学習方法としては、今でも「塾」や「スクール」が一般的なようです。
明光義塾のコミュニティサイト「メイコミュ」のデータからも、そのことが分かります。
※参照元: メイコミュ
(https://www.meiko-community.jp/report/study/english.html)
そこで、まずは私(地方在住)の近所にもあるメジャーな英語教室&塾のお月謝の相場を調べてみました。
教室名 | 月謝 | 入会金 | 教材費 |
---|---|---|---|
ECC ジュニア |
¥6,600 | ¥5,500 | ¥19,910 (初年度) |
セイハ 英語学院 |
¥9,130 | ¥11,000 | ¥14,982 (毎年) |
ペッピー キッズ クラブ |
¥7,700 | ¥11,000 | 約40万円 (入会時) |
レプトン | ¥9,240 | ¥11,000 | ¥2,200 (毎月) |
公文・英語 | ¥7,150 | ¥11,000 | ¥6,600 (初回のみ) |
ベネッセ キッズ (ホーム校) |
¥7,260 | ¥5,500 | ¥19,888 (毎年) |
ヤマハ 英語教室 |
¥7,300 | ¥11,000 | ¥18,480 |
※費用は【2021/01】現在、小学生コースの税込み価格です。
最新情報はリンクより各公式HPをご覧ください。
※「セイハ英語学院」は、年会費9,130円が別途必要。
※「レプトン」と「公文」は週2回、それ以外はすべて週1回。
※「ヤマハ英語教室」の入会金は、教室によって変動。
月謝はカリキュラムの内容というよりは、以下のような条件によって左右されるようです。
- 時間数
- 教材費
- レッスン形態 (グループ or 個別)
- ネイティブ講師の有無
費用で気にするべきは、月謝の次に「教材費」です。
例えばペッピーキッズクラブは、入会時に約40万円の教材一式を購入する必要があります。
一方で、公文では教材費が月謝に含まれていて実質かかりません(※)。
※E-pencil代(6,600円)が初回のみ必要。
支払いの頻度もマチマチ。
英語教室や塾を検討する際は、教材費も考慮して総額をイメージしましょう。
【ケース1】 わが家・8年間で約53万円
わが家では、長女が1歳半の時に英語教育をはじめました。
長女は現在10歳なので、8年間で掛かった費用を計算してみたところ、総額は約53万円!
ざっくりとした内訳は、以下の通りです
項目 | 費用 |
---|---|
中古ディズニー英語システム | 8万円 |
スカパー(ディズニージュニア) 【1年間】 |
2万円 |
英語育児書籍 絵本 DVD |
6万円 |
親子英語サークル 【6年間】 |
15万円 |
オンライン英会話 【1年間】 |
4万円 |
英検関連費用 | 1.5万円 |
英検ジュニア関連費用 | 1万円 |
公文 【1年半】 |
15万円 |
総額 | 約53万円 |
同時期にはじめたご家庭と比べて、うちは安く済んだ方だと思います。
例えば先ほどの英語教室の相場を考えれば、安くても8年間で60~70万円以上はかかっていたはずですから。(7,000円 x 12ヵ月 × 8年間 = 67.2万円)
【ケース2】ママ友Aさん・7年間で約105万円
※参照元: ペッピーキッズクラブ
私のママ友Aさんは、ペッピーキッズクラブを利用しています。
娘さんが幼稚園の年少か年中の頃に入会し、小学5年生の現在まで通っているそうです。
以前に聞いた情報をもとに、これまでにかかった費用を計算てみたところ、約7年間で105万円くらいでした。
項目 | 費用 |
---|---|
ペッピーキッズクラブ 【7年間】 |
64.5万円 |
ペッピーキッズクラブ 【教材費】 |
40万円 |
検定の受験費用など | 0.5万円 |
総額 | 約105万円 |
ペッピーキッズクラブでは、入会時に教材セットを購入する必要があります。
Aさんも「教材は高かった」と言っていましたが、約40万円もするとは・・・驚きです。
以前Aさんのご自宅で、教材の一部を見せてもらったことがあります。
たくさんの絵カードと機械があり、自宅でレッスンの予習・復習をするための教材だと教えてもらいました。
※教材の詳細はコチラ。
レッスンは、グループ形式。
4レッスン中3回を日本人講師、1回を外国人講師が担当するそうです。
【ケース3】ママ友Bさん・4年間で約62万円
※参照元: ECCジュニア
ママ友Bさんは、息子さんを小学1年生から4・5年生までECCジュニアに通わせていたそうです。
スーパーラーニングプランという、「英会話」に「読み書き」を加えたプランを受けていました。
この情報をもとに費用を見積もったところ、4年間で約62万円でした。
項目 | 費用 |
---|---|
ECCジュニア 【4年間】 |
53万円 |
ECCジュニア 【教材費】 |
8万円 |
検定の受験費用など | 1万円 |
総額 | 約62万円 |
Bさんに、レッスンの様子を伺ったこともあります。
レッスン中は基本英語で、分からない時だけ日本語を使うそうです。
テキストを使い、途中ゲームも交える楽しそうな内容でした。
「聞く・話す」が中心。
グループは少人数(2~3人)のため講師と生徒のスキンシップが多く、個人的にはペッピーキッズクラブより好感が持てました。
効果の話|現在の子供たちの英語力
【ケース1】 わが家・4年生で英検3級に合格!
長女にとって、8年間の英語学習で一番身についたのはリスニング力だと思います。
小さい頃から英語絵本やアニメーションを見聞きしてきたためか、英検4・5級はリスニングで9割以上の正答率で合格することができました。
英検4級取得後、これまでの学習方法だけだと文法や単語力が伸び悩むことに気づき、「読み書き」に特化した公文の英語に入会。
公文は週2回のレッスンで、E-pencilを使ってテキストをひたすら解きまくります。
同じ文章を何度も反復して書くうえ、宿題も多いです。
(1年半でこれだけのワークシートをこなしました!)
その結果、「ライティング力」が本当によく伸びて、小学4年生で英検3級に合格することができました!
ただ公文では英会話の練習はしないので、自宅で英検の面接対策を行い練習しています。
現在、親子で英検準2級に挑戦中です!
【ケース2】ママ友Aさん・5年生で英検4級相当のレベル!
ペッピーキッズクラブを約7年間続けている、Aさんの娘さん。
お話を聞く限り、娘さんの英語力は現在(小学5年生)で英検4級相当のレベルだそうです。
※ペッピーキッズクラブではオリジナルの検定(TECS)を採用していて、講師からは英検4級に相当するレベルが受験できると伝えられているそう。
さらに娘さんは「学校の英語劇が聞き取れる。」と言っており、英語に対して自信をつけていることも教えてくれました。
Aさんは、うまくいった例だと思います。
私は同じ教室に娘さんを通わせた別のママ友からも話を聞いたことがあるのですが、彼女によると・・・
「レッスンはレベルが違う子も混在して、レベルがいつまでも上がらない。」
「低年齢の子が暴れてリスニングに集中できない。」
「外国人講師が辞めた後、いつまでも次の外国人講師が来ない。」
などの不満があったそうです。
何度か教室側にも訴えたそうですが改善されず、「オムツをしている頃から習わせていたけど、小1で辞めさせた。」と言っていました。
別の英会話教室を利用するママたちからも同じような話を聞いたことがあるので、ペッピーキッズクラブに限ったことではありません。
大人数でグループレッスンを行う場合、程度は違えど、こういったことはあるそうです。
子供の様子をよく見て、「問題あり」と感じたら教室に相談し、改善されなかったらキッパリと辞めるのもありと思います。
【ケース3】ママ友Bさん・小1で英語絵本をスラスラ読める!
ECCジュニアの「スーパーラーニングプラン」に通っていた、ママ友Bさんの息子さん。
私とBさん色々な英語イベントで会っていたのですが、ある日のレッスンではBさんの息子さん(当時小学1年生)が家から持ってきた英語絵本をスラスラと朗読!
昔のことなので絵本の内容は忘れてしまいましたが、練習用の簡単なものでなく、写真のようなネイティブ向けのものでした。
また長女と同じ幼稚園に通う女の子も、Bさんの息子と同じECCジュニアで同じプランを受けていたのですが、やはり英語絵本をスラスラと読めていました。
2人のお子さんには、私だけでなく周りにいたママ友も驚かされました!
これを見て「ECCジュニアの『スーパーラーニングプラン』は、費用対効果が高そうだ。」と感じたのを覚えています。
節約の話|英語にかける費用を節約する3つの方法!
- 英会話教室以外の英語学習法
- 地域の英会話講座・サークルなどを利用する
- 教材購入の際に無駄遣いをしない
英会話教室に通わせた場合、年間で10万円以上はかかってきます・・・なかなか高額ですよね?
なのでここからは、費用を少しでも減らすための方法を3つを紹介したいと思います。
①英会話教室以外の英語学習法
私の周りでは、やはり英会話教室を利用している方が多いです。
でも、英会話教室だけがすべてではないと私は思います。
そして子供には、合う合わないがあります。
英会話教室が合わないのに子供をそこへ通わせることは、効果がないどころか逆に英語嫌いになりかねません。
子供をよく観察し、色々な方法を考えてみましょう。
それによって無駄な出費も減り、数年単位で考えると20・30万円といった大きな節約につながります!
例えば、うちの長女は幼少期と小学1年生の頃、3回に渡ってオンラインの英会話スクールに入会しました。
しかし長女には合わず、また無理を強いたために、効果が得られないどころか親子関係まで悪化。
仕舞には長女から「もう二度とオンライン英会話は受けない!」と言い放たれ、今日に至ります・・・(´;д;`)
その後、もちろん退会・・・
金額は通学制に比べれば安いけど、それでも年間で4万円かかりました。
一方で幼稚園年長~小1の頃にやっていた、「英検ジュニア」の教材は総額1万円。
そして長女は楽しく続けてくれて、語彙力とリスニング力がアップ!(*’∀’*)
※次女も同じラーニング教材を購入。
英語を学ぶ方法は、1つではありません。
子供をよく見て、適した学習スタイルを見つけることは「費用」「効果」のいずれに対しても重要です!
②地域の英会話講座・サークルなどを利用する
(実際に娘が参加した公民館主催の英会話講座)
個人的には、0~3歳児の頃に英会話教室を利用するのはもったいないと思います。
人間は3歳までの記憶がほぼ残らないと言われていますし、加えてとにかく手がかかる時期なのでレッスン消化も一苦労。
代わりに、地域の英会話講座やサークルを利用してはいかがでしょうか?
私は英会話教室、地域の英会話講座やサークルなど色々と体験しましたが、0~3歳児向けの内容はほぼ一緒でした。
わが家の場合、娘が1歳半の時から6年間、地域の親子英語サークルに通っていました。
1.5時間のネイティブレッスンで、費用は1回に1世帯1,400円(+お菓子代)。
たまにクッキングもやっていて、それは別料金でしたが、それでも年間約2.5万円程度。
うちは娘2人なので、もし2人とも英会話教室に通わせていたら年間20万円はかかっていたでしょう。
レッスン内容・頻度が違うので単純比較できませんが、費用対効果には満足しています。(サークルに感謝★)
私の経験からすると、0~3歳頃は自宅で英語の音に触れる程度で十分。
英会話教室のグループレッスンは幼稚園・保育園からでも大丈夫ですよ!
③教材購入の際に無駄遣いをしない
私は8年間の英語教育の中で、実にたくさんの英語教材を購入し、多くの失敗もしてきました。
その経験を活かし、現在は以下3点を気にしながら教材を選ぶようになりました。
- オンライン教材のトライアル版を活用する
- ヤフオクで安く音源付きセット絵本を買う
- ネイティブ向けの英語アニメは避ける
1. オンライン教材のトライアル版を活用する
(使いこなせなくてお蔵入りになった、総額2万円の教材セット)
どんなに慎重に選んで購入しても、やっぱり使いこなせない商品ってありますよね?
上の写真は、当時評判の良かったイギリスのフォニックス教材セットですが、私自身があまりうまく使いこなせず、結局あまり使わずにお蔵入りさせました・・・(もったいない!)
こういう失敗を防げるのが、オンライン教材の無料トライアルです。
私も「Starfall ABCs」、「Little Fox (リトルフォックス)」、「英検ジュニア」などのラーニング教材を利用してきましたが、すべて有料版を利用する前に試してから決めました。
さきの3つは、トライアル版でも内容が充実しています。
子供の興味を引くよう工夫されているので、娘2人はオンライン教材が大好きです!
ぜひデジタル教材も活用してみてください。
2. ヤフオクで安く音源付きセット絵本を買う
(こちら「Ready readers 第2級 CD3枚」50冊。【中国語版】だと安く買えて、新品でも4,500円でした!)
わが家では教材の購入に、よくヤフオクを利用します。
例えば長女が1歳半~3歳頃、当時幼児英語教材で有名だったディズニー英語システムが欲しかったのですが、新品のフルセットは約100万円!!
そこで私はヤフオクを使い、以下4点をコツコツと買い集めました。
- メインDVD
- プレイアロング
- シングアロング
- トークアロング
すべて中古で、総額8万円。
この4つのDVDは未だに人気商品だったので、使い終わったら後にヤフオクでほぼ同じ金額で売却できました( ̄ー ̄)ニヤリ…
また長女は3歳頃から文字を認識しはじめ、コミュニケーションもとれるようになってきたので、英語絵本の読み聞かせ&自力読みの練習を開始。
英文を読めるようになるには多読が必要なので絵本をたくさん買いたかったのですが、Amazonなどでは1冊で1,000円前後したので、いつもためらっていました。
そんな時、ヤフオクで1冊約100円の絵本を発見→即購入(*´∀`*)
写真のセット本で自力読みを頑張ったおかげで、長女は4歳頃から英文を読めるようになりました。
3. ネイティブ向けの英語アニメは避ける
(長女が幼稚園の頃に見せていたネイティブ向けアニメの一部)
「子供に英語音声でアニメを見せても、意味がわからず嫌がられた。」というのは、英語教育に熱心なママたちの間では割と”あるある”です。
ディズニーアニメなども簡単そうですが、やはりネイティブ向けなので、英会話教室に週1回通うくらいではなかなか聞き取れません。
私も長女が幼稚園の頃、写真のDVDなどを視聴させてましたが、イラストばかり見て内容はわかっていなかったようです。
なので、現在はネイティブ向けのアニメはやめてオンライン教材のアニメーションを中心に視聴しています。
まとめ
英語をお子さんに学ばせようとすると、通常の英会話教室・塾では年間10万円以上はかかってきます。
しかし費用をかけても期待していた英語力に及ばず、辞めたり教室を代えたりするケースもあります。
時間もお金も有限。
この記事が、これから英語教育をはじめる方、そして既にはじめている方にとって、
「お子さんに合った英語教育はどういうものか?」
「何にお金を掛けるか?」
「どのくらいの間続けるか?」
こういったことを、検討していただく機会になったら嬉しいです。
途中で少し触れた「オンライン教材」について、より詳しく知りたい方は以下の記事もオススメです!