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プログリット(PROGRIT)について
概要
プログリット(PROGRIT ※以下、プログリット)はレッスンを行わず、コーチングのみを提供するユニークな英語サービスです。
具体的には、第二言語習得論・応用言語学に基づいた効率的な自習方法(学習カリキュラム)を示し、それに沿った学習サポートを行います。
カリキュラム作成および学習サポートを担うコンサルタントの質は、業界内でも最高水準です。
仕事ですぐに英語が必要なビジネスパーソンからの評判が高く、2016年のサービス開始からこれまで(2022年8月)で14,000人以上が受講しています。
≫公式HP: プログリット (PROGRIT)
料金
入会金 |
受講料 |
1ヵ月の目安(※) |
総額 |
面談回数 |
2ヵ月プラン | 3ヵ月プラン |
---|---|
¥55,000 | ¥55,000 |
¥380,600 | ¥544,500 |
¥190,300 | ¥181,500 |
¥435,600 | ¥595,500 |
8回 | 12回 |
※別途、外部サービス(オンライン英会話)費用が月に6,000円程度かかります。
※月謝制ではありません。
基本情報
開校時間 | 12:30~21:00 (平日) 9:30~18:00 (土日) |
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教室一覧 | 公式HPをご確認ください |
受講日程 | 固定制 (振替可) |
講師 | 日本人 |
体験内容 | ヒアリング: 5分 英語力判定: 20分 料金・カリキュラム説明: 25分 質疑応答: 10分 計: 60分 |
※GW・お盆・年末年始休みあり。
私について
自己紹介
日系の機械メーカーで働いており、マーケティングや広報の部署に所属しています。
年齢は20代です。
学習として英語を始めたのは中学生になってからですが、興味を持ったのはそれよりもずっと前からです。
私は父が韓国人、母が日本人のハーフ。
そのため、小さい頃からよく韓国に行っていました。
空港に流れる英語アナウンス・・・
英語でやり取りをするビジネスマン・・・
機長による英語を使った機内アナウンス・・・
こういった環境を通して、
「英語ができたらかっこいいなぁ!」というイメージが、自然と出来上がっていきました。
また高校生の時には、学校行事で1週間ほどニューヨークに行くこともありました。
見る物や食べる物。
そうしたものを通して触れる文化は、すべてが新しく刺激的でした。
こうした経験もあり、大学では「英語英文学科」を専攻。
在学中にはTOEICで885点を取ることができました。
そして「仕事でも英語を使いたい。」と思い、グローバルに展開をしている今の会社に就職をしました。
英会話をはじめた、きっかけ
今の会社では、海外にある子会社とのコミュニケーションで英語を使います。
入社して最初の3年くらいは生産管理部という部署に属し、香港・マレーシア・タイなどの会社とやり取りをしていました。
この時は相手がアジア圏の非ネイティブということもあり、英語的にあまり問題はありませんでした。
しかし現在の部署に異動してからは、イギリスやドイツの会社とやり取りをすることになり、英語のレベルやスピードがグッと上がりました。
そのため、相手の言っていることが4割程度しか分からない状況になってしまったのです。
学生時代から英語は得意でしたが留学経験はなく、いわゆる「テストはできるけど、話せない」部類の人間でした。
就職してからは自分なりにオンライン英会話(DMM英会話・Bizmates)を利用し、英会話力の向上に努めてはいたものの、独学での成長に限界を感じ始めてもおりました。
「純粋に、もっと自信を持って英語を喋れるようになりたい。
それは、きっと今の方法を続けていてもダメなんだ。」
そう思い、一番効果がありそうな「コーチング英語」に絞ってスクールを探してみることにしたのです。
利用した期間
2022年6月から2022年12月まで、6ヵ月間利用しました。
(受講完了後、コンサルタントには伝えたのですが)
プログリットはYouTubeなどの広告内で「3ヵ月で英語力が劇的に変わる」と大々的に謡っておりますが、私は自分の学習経験からこの点について違和感を抱いておりました。
そのため、当初コンサルタントには3ヵ月のコースを勧められたものの
「3ヵ月だけじゃ、自分が望んでるレベルにはならない。」と思い、6ヵ月のコースを選択しました。
選択したコース
ビジネス英会話コースです。
掛かった費用 (総額)
費用は諸々含めて、120万円くらいだったと思います。
※「一般教育訓練給付制度」を使い10万円の給付金を受ける方法もあるのですが、私はすでに別のスクールでこの制度を使っていたため、今回は使えませんでした。
※料金は変更されていることがあります。詳細は公式HPをご確認ください。
≫公式HP: プログリット (PROGRIT)
プログリットを選んだ理由
コンサルタントの質と、対面の面談
プログリットも含め、コーチングスクール4社(※)のオンライン説明会を受けました。
※プログリット、ENGLISH COMPANY、TORAIZ、ENGLEAD
その結果、「カリキュラムにあまり差は無く、似たり寄ったりだ。」と思いました。
ただ一方、コンサルタントの質には各社で差があると気付きました。
特にプログリットのコンサルタントは、競合他社と比べて熱意があり、説明も論理的で入ってきやすかったです。
「説明会と受講時でコンサルタントは違うかもしれないけど、それでも信頼できるサービスだな。」と感じました。
また各社週に1回くらい面談があるのですが、他のスクールはオンラインが多いなか、プログリットの面談は基本的に対面でした。
利便性という点ではオンラインの方が良いのかもしれない。
けれど、コミュニケーションの質に関しては、相手の表情を直接見たり声のトーンを感じることが対面の方が良いと思いました。
モチベーションを維持するという点でも、「週に1回、実際に会う。」というのは有効だと感じました。
総額、約120万円・・・月換算、20万円。
半額くらいで受講できるスクールもある中、一番高かったのがプログリット。
かなり勇気がいる買い物でした。
しかし私は、中途半端に安く買い物がしたかったわけではなく、しっかり自分が納得したサービスを受けたいと思っていました。
説明会の印象が最も良く、認知度(安心感)もあったプログリットに、私は通うことを決めました。
カリキュラム
レッスン
プログリットは自己学習がメインで、レッスンはありませんでした。
代わりに週1回1時間の面談があり、以下のことをしました。
<毎週の面談内容>
- 前週の学習範囲について、口頭でのテスト
- (たまに)1分間スピーチ
- 前週に出来たところ、出来なかったところの振り返り
- 次週の学習計画を決める
「プログリットを選んだ理由」でも挙げた通り、面談は対面が基本です。
オンライン面談も受けたことがありますが、やはり私には対面の方が合っていると感じました。
週1回コンサルタントと顔を合わせることはモチベーション維持にも役に立ったし、時期的にリモートワークが多かった私には、外出して気持ちを切り替える良い機会にもなっていました。
ホームワーク
ホームワークは、月~金2.5時間 / 土日4時間で、週に20時間くらいやっていました。
内容は、以下のようなものです。
<ホームワークの内容>
- 英単語
- 長文読解 (ラダーシリーズ)
- 口頭英作文 (プログリットの学習アプリと瞬間英作文)
- 多聴 (TEDなどのスピーチ)
- シャドーイング
- オンライン英会話 (NativeCamp)
この中で最も効果が大きかったのはシャドーイングで、これはコンサルタントからも「時間が無くても、絶対にやって欲しい。」と言われていました。
プログリットのシャドーイングは、30~60秒程度の英語音源を聞きながら、音源からワンテンポ遅れて全く同じように発話するトレーニングでした。
毎日30分練習をして、最後の1回を録音してコンサルタントに提出しフィードバックをもらう。
これにより英語発音のクセに気づくことができ、「脱落」や「弱系」などの音声変化に意識が向くようになります。
そして、最終的には音が変化している単語も聞き取れるようになっていきました。
【補足】
「音声変化」の「脱落」や「弱系」とは、ある音が発音されない(もしくは、弱過ぎてほぼ聞こえない)現象のことを言います。
代表例が”important“。
これをネイティブが発音すると、”t“が発音されない(もしくは非常に弱い)ため、実際はこんな音に聞こえます。
▲important: インポータント
◎important: インポーtアンt
講師・スタッフについて
講師
私のコンサルタントは30代前半の女性で、説明会の時とは違う人でした。
彼女は帰国子女ではなく、自分で英語を学習した後に留学し、今の英語力を身に着けたと言っておりました。
コミニュケーション力が高く、私の意見をしっかりと聞いて学習状況を把握し、問題解決に向けて一緒に考えてくれる方でした。
距離感もちょうど良く、6ヵ月間という比較的長い受講期間でしたが、一度も違和感を感じたことはありません。
また説明も上手く、印象に残っているものはこんなのがあります。
英語には、綴り通りに発音されない単語がたくさんあります。
でもそれは私たちも同じで、「洗濯機」のことを「センタクキ」とは言わず「センタッキ」って言いますよね?
これが「音声変化」です。
こうしたことを学習していくために、シャドーイングをやっていきましょう。
「シャドーイング」というトレーニングも、「音声変化」という観点も私にとっては初めてのものでしたが、この説明のお陰でスッと入っていくことができました。
スタッフ
コンサルタントと直接やり取りを行っていたため、間に他のスタッフさんが入ることは一切ありませんでした。
その他
授業の受けやすさ (振替など)
面談は基本的に曜日固定でした。
調整は可能ですが、コンサルタントは複数の受講生を担当しているため融通が利きやすいというわけではありません。
時間的・場所的にどうしても無理な場合、面談はオンラインになりました。
例えば私は受講期間中にタイへ旅行に行くこともあったのですが、この時もオンラインで面談を行っていました。
※つまり旅行中も毎日数時間、英語学習をしておりました^^;
イベント
「受講生向けのイベントって、何かあるんですか?」と聞いたことはあるのですが、「無い」と言っていました。
ですが、卒業生限定のミートアップはあるみたいです。
※私も一度機会があったのですが、時間が合わず行けませんでした。
≫公式HP: プログリット (PROGRIT)
ぶっちゃけ、上達しましたか?
ネイティブの英語が、8割聞き取れるようになった!
プログリット受講前、4割程度しか理解できなかったイギリスやドイツの関連会社とのミーティングは、今では8割理解できるようになりました。
半年の間に業務内容の理解が進んだのもありますが、やはり大きな要因としてはシャドーイングを通してネイティブ発音のクセを学び、リスニング力が上がったためだと思います。
スピーキングに関しても、以前は発話までにタイムラグがありましたが、語彙の増加と口頭英作文の練習効果により、レスポンスの速さが格段に上がりました。
「相手の言ってることが分かる。テンポ良く反応もできる。」
こうした自信からか、最近はより積極的に会議へ参加できています。
ただ一方で、Versant(※)の目標スコアは60点だったのですが、51点→54点にしか伸びませんでした。
費やした学習時間には自信があったので、残念です。
※VERSANTはビジネス英語のスピーキングに重点をおいたテストで、楽天などが導入をしています。
総じて、100点満点中80点の満足度。
本音で「6ヵ月間やって良かった!」と思っています。
【まとめ】プログリットの口コミ・評判
良い点
先に書いた通り、まず投資した時間と金額に対して、それに見合う結果が伴った点が何よりも良かったです。
その要因は、コンサルタントの高い質。
6ヵ月間を通して不満に思うことはなく、私の質問に対しても言語学習のメカニズムを交えて説明してくれて分かりやすかったです。
またVersantの目標スコアはコンサルタントが提示したのではなく、私が6ヵ月後になりたい姿から逆算し60点としました。
※参考にした資料では「英語での会議や議題をリードできるレベル」が58~60となっており、私のなりたい姿と重なっていました。
学習計画を立てる段階で、コンサルタントは
「3ヵ月で2点アップくらいが平均的です。
ただそれを超える生徒さんもいますので、絶対に無理ではないです。」と言ってくれて、一緒にプランも考えてくれました。
「3ヵ月で平均2点しか伸びないから、目標は55点にしましょう。」と一方的に決めるのではなく、私の要望に応えようとしてくれる姿勢も、プログリットへの高い満足度につながっています。
悪い点
無いっちゃ無いのですが・・・強いて言えば3つ。
1つ目は、値段がやや高い点。
「もう少し安くてもいいのでは?」というのは、正直思ったところです。
ただ一方で、モチベーションが落ちた時期に
「これだけ高いお金を払ってるんだからサボれない!損はしたくない!」という気持ちになり、頑張れたというのもあります^^;
2つ目は、生徒側からコンサルタントを選べない点。
「コンサルタントと馬が合わなかったらどうしよう・・・6ヵ月も続けるのに。」と、受講前は不安でした。
私の場合は杞憂に終わりましたが、もし生徒側からコンサルタントを選ぶ仕組みがあったらミスマッチを無くせるとは思いました。
※「合わなかったら、チェンジできますよ!」と言われていましたが・・・
「そんなこと言われても・・・チェンジした後に校舎で鉢合わせたら嫌だし。。」と、私の性格的に難しいと感じていました^^;
3つ目は、自習室の事前予約が必要だった点。
プログリットは各校舎に自習室があるのですが、使用するには事前のオンライン予約が必要で、それがやや面倒に感じられました。
部屋が一杯だったことは無いので、「フラッと使えればいいのに。」と思ってました。
検討している方へ
ある程度英語を勉強してきて、限界を感じている人。
また、継続できない人は是非やってみてもいいと思います。
私自身も独学中心で色々やってきたけど、やはりスムーズに話すレベルには至らず・・・
きっと自己学習だけでは気づけないポイントがあって、そこを第三者に指摘してもらう。
そのうえで重点的に取り組むからこそ、満足する効果が得られるのだと思いました。
そして一人だとどうしてもサボろうと思ってしまう。
けれど、第三者に見られることで学習を継続しなければいけないため、それに伴い半強制的にレベルアップができるのは良いと思いました。
≫公式HP: プログリット (PROGRIT)