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【私のワーホリ】カナダで過ごす私が受けたコロナの影響|29歳女性

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まえがき

コロナによって、世の中が大混乱している昨今。
そんな状況下でも色々な事情を抱え、不慣れな土地で生活を続ける人がいる。
今回はその中でも、ワーキングホリデービザで海外に滞在している人に焦点を当ててみた。

ワーキングホリデービザは高い柔軟性がある一方、不安さも併せ持つ一得一失のビザ。
僕自身もこのビザでオーストラリアに滞在していた時、その特性に悩まされた経験を持つ。

「コロナ禍の中、雇用は保証されるのか?」

「現地の保証を受けられるのか?」

「帰国すべきか?残るべきか?」

今現在もワーキングホリデーでカナダに滞在する女性に話を聞き、その心情を語ってもらった。
※6~7分程度で読めます。

 

私について

自己紹介

みれいといいます。年齢は29歳です。
2019年の11月からカナダでワーホリをはじめ、今はカナダの首都オタワに滞在しています。

22歳の時に、2ヵ月間ネパールでバックパッカー旅行をして以来、旅を続ける生活をしています。
正社員などにはならず、シーズンワーカー(※)として仕事をしつつ、年に3ヵ月くらい海外で過ごす生活をしてきました。
※収穫の時期に農家を手伝ったり、冬の時期にスキー場で仕事をしたりして働く人たちのことです。

一度インドに行ってからはインドにはまり、旅先はほとんどインドでした。
でも、フィリピンやフランスなどで3ヵ月~8ヵ月程度過ごしていたこともあります。

 

カナダワーホリのきっかけ

「一度英語圏の国にも行ってみたい。」と思ったのがきっかけです。

私にはインドやフランスを一緒に旅した彼氏がいるのですが、ちょうど彼も英語圏に長期滞在してみたいと言っていたので、2人で一緒に行くことに決めました。

英語圏の中でカナダを選んだ理由は、フィーリングが大きかったと思います。
事前に細かくワーホリ加盟国を比較したわけでもなく、悩むこともなく、パッと「カナダ!」って決まりました(笑)

 

ビザの期間

ビザの期間は、2019年11月から2020年の11月までの1年間です。

 

カナダでは、なにをしているの?

ショッピングモールに入っているSUBWAYで、フルタイム勤務をしています。

SUBWAYって、お客さんとして英語で注文をする時は大変なイメージがあるけど、店員として注文を受ける側は割と簡単なんです。
私も最初は「SUBWAYなんて絶対に難しくてできない!」という不安があったけど、言うことはほぼ決まっているので慣れれば大丈夫。
実際私も、入って1週間で1人で店に立たされました(笑)

ただ、この仕事を見つけるまでは大変でした・・・

日本と違い、カナダでの仕事探しは面接までいくのがすごく難しいんです。
つまり、日本だったら面接が決まった上で履歴書を持っていくけど、カナダではまず履歴書を配って、それがオーナーの目に留まったら面接の電話がもらえるんです。

どんなに履歴書を配っても電話すら鳴らない日が続き、当時はお金に余裕もなく、不安で泣きながら仕事探しをしていました(笑)


でも「ジャパレス(日本食レストラン)だったら、日本でもできる!せっかくカナダに来たんだから、ローカルの仕事を見つけよう!」と思って頑張りました。

 

コロナ・カナダへの影響

コロナの広がり

カナダでコロナが認知されはじめたのは、割と遅めです。

私も日本で起きたダイヤモンドプリンセス号のニュースとかは知っていたけど
「でもまぁ、オタワには来ないでしょ?」という感覚でした。

その状況が急激に変わったのは、3月上旬になってからです。

 

【2020年3月11日(水)】
マーチブレイク(カナダの春休み)が1週間から3週間に伸びるという話を、マネージャーから聞きました。
元々カナダのマーチブレイクは、親が子供を見ないといけないため客足が減る傾向があるのですが、コロナの影響でそれが延長されると知りました。
この頃から、私もコロナを意識するようになります。

【3月16日(月)】
勤務先のSUBWAYは、この日から時短営業が決まりシフト削減がはじまりました。
またオタワは政府関係の仕事が多く、オフィスワーカーがたくさんいたのですが、それらが在宅勤務に切り替わり、人が明らかに減りはじめました。

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【3月17日(火)】
オンタリオ州、緊急事態宣言発令。

勤務先のSUBWAYはオフィスビルのフードコートに入っているのですが、緊急事態宣言を機に周りの店がどんどん閉まっていきました。
SUBWAYはテイクアウェイのみの営業をしばらく続けましたが、現在は休業しています。

my-working-holiday1-2(カナダで有名な「SECOND CUP」 カフェ。この辺りは普段賑わっている場所ですが、人もおらず、カフェも閉まってます。)

 

感染者数

2020年5月18日現在、カナダの感染者数は約77,000人死者数は6,000人弱です。

感染者数は、マーチブレイクの延長が決まった3月半ばを機に急増しました。
5月前半をピークに少しずつ減ってきてはいますが、まだ毎日1,000人以上の感染者が出ています。

 

コロナへの対策・政府の支援

カナダ政府は、強制的な外出禁止を含む、いわゆるロックダウン(都市封鎖)は行ってはいません。
しかし民間レベルでは、スーパー・薬局などで入店人数を制限を行ったり、入り口でアルコールスプレーをかけてくれたり、また人同士の距離が近づき過ぎないよう、さまざまな施策が取られています。

(スーパーの通路は人がすれ違わないよう、一方通行になっています。)

 

my-working-holiday1-4 (レジを待つ場所も、間隔を開けるためテープで目印がしてあります。)

 

my-working-holiday1-5(レジの人への感染を防ぐため、お客さんとの間には透明な板が貼られています。)

 

my-working-holiday1-6(バスの運転手さんと接近しないよう、規制線が張られています。)

 

(この薬局の入り口には、ソーシャルディスタンスを促すポスターが貼られています。)

 

カナダ政府の休業補償はすごく手厚いです。補償は2種類あります。

  1. EI (Employment Insurance): いわゆるカナダの失業保険。
  2. CERB (Canada Emergency Response Benefit): コロナによって収入が減った人向けに作られた休業補償。

この2つは元々別でしたが、最終的に補償内容はCERBと同じものに統一されました。

<CERBの補償内容>

$2000 x 4ヵ月 = $8000 (約60万円)

 

CERBは、15歳以上でカナダに在住しており、コロナで収入が減ったすべての人(外国人も含む)が対象です。
2019年の収入証明($5000ドル以上)が必要ですが、これはカナダだけではなくて自国のものまで使えます。つまり、2020年1月にカナダに来たのであれば、2019年に日本で働いていた時の収入証明を使うこともできます。

さらにいうと、申請は電話ベース。
私は書類を用意しましたが、結局のところ提出しませんでした。

あとから調査が入る可能性はありますが、「とりあえず今は信頼ベースで給付しよう。」というのが政府の考えだそうです。

加えて、収入が70%以下に減っている事業主に対しては、事業用物件に対して最大75%の家賃補償もあります。

 

正常な生活に戻るまでの目途

正常な生活に戻るまでのステップは州によって異なります。
例えば勤務先のSUBWAYがあるオンタリオ州は3段階のステージを設定しており、各ステージごとに2~4週間の観察期間をとり、継続的な感染者数減少を確認してから次のステージに進みます。

my-working-holiday1-8画像参照元: Government of Ontario | Ontario.ca

  1. ステージ1
    スーパー・医療関連・公共事業などのみ営業可
  2. ステージ2
    レストラン・小売業・公共公園などの再開
  3. ステージ3
    大規模イベント(スポーツ・コンサート)などを除く、すべての事業再開

 

来月6月からはステージ②となり、私の働くSUBWAYも営業を再開する予定です。
ただ、100%元の生活に戻るにはワクチン開発が必要と言われているので、それには相当時間が掛かるだろうと思います。

 

政府に対する国民の評価

感染者は出ていますが、国民の評価は悪くないと思います。
少なくとも私のオーナーは、休業していることについてそこまで不安を感じていないようです。
自身や従業員の生活はCERBでサポートされ、お店の家賃は75%補償されているおかげかと思います。

 

コロナ・私への影響

1日、一歩も外に出ない

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勤務先の休業以降、外にはまったく出なくなりました。
外出は週に1度の買い物とランドリーのみです。

買い物から帰ってくると、着ていた服は全部着替えて、買ったものはすべて洗剤をしみ込ませた布巾で拭きます。
携帯やドアノブなども、アルコールティッシュで拭いたりしています。

外出規制などがあるわけではないのですが、「やっぱり今は、部屋にいるのが一番安全だろう。」と考えて、自発的にこうした生活を送っています。

 

ワーホリならではの心配事

感染には本当に気を付けています。
私は海外旅行保険には入っているのですが、もしコロナで入院などになったら、保険の上限を軽く超えてしまうので、まずはお金が心配です。

言葉の不安もあります。
病院で自分の症状を100%伝えられる自信もないし、きっとドクターが言っていることも分からないと思います。
コロナにかかったら母国語でも不安なのに、英語だったらと思うとより心配です。

また、現在は渡航規制が敷かれているため、日本人がカナダに入ってくることができません。
もし入院となってしまっても、両親すらカナダに入国できないという懸念もあります。

 

ワーホリと現地民・待遇の差

待遇の差については、ありがたいことにほとんど感じませんでした。

SUBWAYがクローズした頃、まだCERBが本決まりはしていなかったので、帰国したワーホリの人もいたかもしれません。
CERBがもっと早く決まっていれば、残った人も多かったのではと思います。

 

私が現地に残った理由

SUBWAYが休業をはじめた頃は、まだ「1~2ヵ月もすれば、きっとコロナは終息するだろう。」と思っていました。
1~2ヵ月貯金を切り崩して耐えて、普通の生活に戻るなら、帰国せずに残った方がいいと思っていました。

同時に、日本に帰る方が逆に怖いとも思いました。
日本のニュースを見ていると、カナダと比べてコロナに対する意識が低いように見えました。
またSUBWAYが無期限休業に入った3月下旬は、成田空港が海外からの帰国者で溢れかえり、さらに空港検疫もひどい状態という情報が入ったことも大きかったです。
帰国の最中に感染してしまうリスクの方が高いと感じました。

1~2ヵ月は無収入でも大丈夫だろうと思ったこと。
移動をすることによる、感染リスク。
そして、「せめてもう一度、SUBWAYのみんなに会いたいな。」という想いから、私は現地に残ることを決めました。

結果として、その後CERBの対象になることも分かり、良い決断だったと思っています。

 

コロナが終わったあとのこと・・・

元々はビザの期限(2020年11月)までカナダにいようと思っていたけど、今となってはそれも難しいと感じています。
日本の経済が動きはじめてから感染者が増えるのかどうか様子を見つつ、7月いっぱいを目途に切り上げようと思っています。

帰国してからは、またインドに行ったり、もしくは別の国にワーホリに行ったりもしたいけど、移動による感染、また現地での感染などのリスクを考えると、それはできません。
しばらくは、日本に留まるしかないと思っています。

旅行が好きな私にとって、コロナはワクチンが開発されるまで終わりません。
それを打つのが、私の中のゴールです。

 

スタイル
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今回お話を聞かせていただいた”みれいさん”は、ご自身でもブログを運営されています。

こういったことについて書いてありますので、カナダワーホリを考えている方はぜひ参考にしてみてください(‘ω’)ノ

 

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