- 子供にフォニックスを教えたいけど、教え方が分からない。
- 私自身が英語できない・・・こんな私でも教えていいの?
- やっぱり、プロに教えてもらった方がいい?
こんな風な悩みを感じて、フォニックスが学習をはじめられない人、いませんか?
もしそうだとしたら、もったいない!
フォニックス、実はそんなに難しいものではないんですよ!
今となっては私もフォニックスを覚え、9歳と6歳の姉妹も英文を読めるようになりましたが、最初は私自身まったくわからず、子供向けの教材を使って一緒に覚えたくらいです(笑)
今回は、そんなフォニックス初心者だった私が、どうやって娘たちのフォニックス学習に取り組んできたかを少し紹介したいと思います。
※「ちょっと待って、フォニックスって何!?」という方は、コチラの記事をご覧ください^^
Contents
フォニックスの教え方 (心構え編)
家庭の方がスクールよりも効果的!?
英語を学ぶ上で、フォニックスは「あいうえお・50音」と同じくらい大事な基礎部分です。
難易度自体は高くないので、英語が苦手なママでも扱うことができます。
それに週1回の英会話スクールよりも、家庭で日々コツコツ取り組んだ方が効果的です!
実際、私の娘2人は3歳頃から1年間近く集中的にフォニックスに取り組んだ結果、長女は小2で英検4級、次女は6歳で英検5級に受かるほどリーディング力がつきました。
※英検5級は中学初級/英検4級は中学中級の英語レベルです。
一方で、多くのママ友との世間話で聞くのですが、一般的な英会話スクールではフォニックス読みを始めて2~3年が経過しても、絵本をスラスラ読むレベルまでもっていけないこともあるそうです。
なぜ、英会話スクールよりも家庭で取り組む方が効果が出るのでしょうか?
それは次のようなことが期待できるからです。
【理由1】ママ(パパ)が一緒にやることで、やる気アップ!
家庭でやって成功するかどうかの分かれ目は、ママ(パパ)が一緒にやるかどうか!
ただDVDを見せただけでは、効果は薄いです。
例えば私の場合、長女が小さい頃はディズニー教材の歌詞を暗唱するくらい一緒に歌ったり、英単語を覚えるためのカルタゲームもたくさんやってきました。
一時期楽チンだからとオンライン教材やオンライン英会話だけやらせた時もありましたが、娘の英語力はイマイチ伸びず・・・
どうやら私がついた方が娘たちは張り合いが出て、モチベーションアップになっているようなんです。
今はまた、なるべく私も関わって一緒に学習しています。
きっとこれは、どの家庭でも同じだと思います。
子供のやる気を上げるために、なるべく親も英語学習に参加しましょう!
【理由2】子供に合う教材・やり方がわかる
子供と一緒に英語学習をすると、自然と子供に合っている・合ってない教材がわかってきます。
家庭の場合、合わないと思ったらすぐに別の教材に切り替えることができますが、これが英会話スクール等であると、教室の方針があるので簡単には替えられないですよね。
私の場合も、「子どもに合うか合わないか」で柔軟に教材を変えていったので、それも娘たちにとっては良かったのだと思います。
【理由3】家庭の方がリラックス・集中しやすい
私は親子英語サークルを運営していた経験があり、未就学児や小学生のレッスンを間近で見てきました。
グループレッスンの際、子供たちは興奮して「わぁ~っ」となりやすく、結局何を学んだか忘れて帰っていることが多かった気もします。
うちの娘2人も帰ってくると「楽しかった~!」と言っていましたが、どれくらい英語が身についたのかは疑問でした(;^_^A
それに比べると、自宅はまず静かです。
そして他人抜きなので、変な緊張や小競り合いがなく落ち着いて取組めます。
特にフォニックス読みの学習はインプット作業が多いので、静かで落ち着ける環境の方が向いています。
プロに任せるのは遅くてもいい
英会話スクールや英語塾へ通うのは、内容が高度もしくは専門的になってからでいいと私は思います。
少なくともフォニックス教材は子供向けに作られているし、英語読みの「入門編」なので私たちでも扱えるレベルです。一緒にやっていれば、親も自然に覚えてきます。
私の経験から、子供たちのやる気や学習環境などを考えたら、自宅でママがフォニックス教材を使って教えた方がいいと私は思っています。
家庭でフォニックス読みを学ぶメリットはたくさん!
親のやる気と教材さえあれば、誰でも気軽に始められます。
では私と娘たちがどんな教材を使い、どうやって親子で学んできたのかを具体的に紹介したいと思います。
フォニックスの教え方 (実践編)
フォニックスに関してはAmazonで手に入るDVDやオンライン教材、フォニックスカードを親子で使ってました。学ぶ手順としては以下のような感じです。
- アルファベットの名前とフォニックス読みを覚える
- フラッシュカードでフォニックス読みを定着させる
- 3文字単語を練習する
- オンライン教材と絵合わせカルタで定着させる
- サイトワードを学びながら絵本を読む
①アルファベットの名前とフォニックス読みを覚える
まずはアルファベットの「名前」と「読み方」を覚えることからはじまります。
私はストーリーや歌で楽しく覚えてもらおうと、親子育児ブログで評判が高かったアメリカの知育DVD「Letter Factory (レターファクトリー)」を購入しました。
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このDVDは評価が高いだけあって使いやすく、特に歌とゲームは子どもは大好きでした。
この歌、ずっと同じメロディーの繰り返しなのですごく歌詞が耳に残るんですよね。
「A says “アッ”
B says “ブブブブッ”
C says “クッ”
D says “ドゥ!” ・・・」
これを毎日毎日聞き流すわけです。
すると子供だけでなく、私までフォニックス読みをつぶやくように・・・
一時期、このメロディーが夢にまで出てきて歌ってましたよ(;^_^A
親子で歌を暗唱できるようになった頃、ふとメニュー画面で「Alphabet Game (アルファベットゲーム)」なるものを発見。
これを選択すると、登場したアルファベットのキャラクターがずらっと並んだ画面が出てきて、アルファベットを当てるクイズが自動ではじまるんです!
これはDVDを覚えていれば、すべてわかるクイズです。
長女は全部やろうとすると飽きてしまうので、数回遊び感覚で5~10問くらいをやりました。
すると、歌は覚えているけれどそれぞれのフォニックス読みはまだ完全に覚えていないことが判明。
このように、ゲームを通してフォニックス読みがどのくらい身についているか確認しながら、進めるのがおすすめです。
「Letter Factory (レターファクトリー)」はアメリカからの輸入品なので、普通のDVDプレーヤーでは再生できません。
「リージョンコードフリー」のDVDプレーヤーが必要になります。
②フラッシュカードでフォニックス読みを定着させる
続いてフラッシュカードを使って、フォニックス読みの定着を行います。私はアメリカの教材サイトから、カードをダウンロードして使いました。
※当時は時間があったのでカードをダウンロードし、A4画用紙に印刷しラミネートして作りました。
忙しい方は時間短縮のため、Amazon等で手頃なフラッシュカードを購入してもいいと思います。
参照元: ESL-Kids.com
さて、フラッシュカードを用意したら親子でどんどんをめくり、DVDで覚えた読み方で読んでいきます。
「A(エー) says “アッ、アッ、アッ” apple」
「B(ビー) says “ブッ、ブッ、ブッ” bed」という感じです。
ただ、長女はこのやり方で大丈夫だったのですが、単調な練習が大の苦手な次女は、すぐ飽きていました。
なので、彼女とはこんな感じで「2人カルタ」もやりました。
<2人カルタ>
- 私がカードをランダムに10枚くらい選び、並べる。
- 並べたカードを「A(エー) says “アッ、アッ、アッ” apple」と読む
- 私と次女でどちらが早くタッチできるか、競う
この方法では圧倒的に読み手が有利になるので、少しゆっくり読んで次女にカードを探す時間を与えます。
すると・・・いやはや子供の瞬発力はすごいですよ!
私が「A(エー) says …」と言った瞬間、次女はパパパッとAのカードを探し始め、私が「apple」を言い終えるかどうかの時には、バシッとカードを手で叩いていました(笑)
ある程度いい勝負になるように加減して僅差で勝たせると、次女は気分よく
「今度は私が読みたい~!」と、自らフォニックス読みをするようになったというわけです。
色々やってみて「やっぱり、その子の性格に合わせてやり方を変えたり、工夫することが大事だ。」と実感しました。
こういうことも、家庭だからできることですよね。
③3文字単語を練習する
それぞれのフォニックス読みができるようになったら、今度は3つの文字をくっつけて1つの単語として発音する練習に移ります。カードは以下のサイトから入手します。
※これの代替品としては、後程紹介する「Three- Letter- Words」という絵合わせカードがいいと思います。
参照元: LANTERNFISH
最初はフラッシュカード・カルタ形式で絵と文字の発音を覚えていきます。
子供は絵のヒントがあるので簡単に覚えてくれました。
でも絵と文字を切り離し、文字だけ読むようにすると・・・姉妹共につまづきました(;^_^A
そこでまずは、例えば「pot」という文字カードで子供がわからず黙っていたら、私が「プッ、アッ、トゥ・・・ポット!」と言い、それをリピートする練習をしました。
なかなか忍耐力がいる作業ですが、これもある程度覚えてきたらカルタ形式にすれば、楽しみながら続けられます。
カルタ形式の場合、まずは10枚ある文字カード(読み札)をそれぞれ5枚ずつ読み、それから同時に10枚の絵カードを探すようにしていました。
ゲームのルールは子供のフォニックスの定着度、機嫌、あとは時間の有無でコロコロ変えていたと思います。
うちの子は大丈夫でしたが、逆に「ルールを忠実に守るお子さんにはどうかな?」とも思うので、そこは保護者の方がお子さんに合わせてルールを決めてあげてくださいね!
④オンライン教材と絵合わせカルタで定着させる
3文字単語の定着にはフラッシュカードに加えて、アメリカの知育サイト「stafall.com」の「Learn to Read」という無料アプリと、Amazonで購入可能な「Three- Letter- Words」という絵合わせカードも使いました。
まずは、アメリカの知育サイト「starfall.com」の「Learn to Read」という無料アプリ。
このアプリでは3文字単語の読み方を、ビデオやクイズなどで楽しみながら覚えることができます。
特に娘たちは、3文字単語製造マシーンが大のお気に入り。
このマシーン、例えば「man」という文字が出ると左から「man」が出てきて、真ん中でヘンテコな動きをするという・・・
ただそれだけなんですが、子供に大うけ!
にぎやかな効果音や面白い動きなど、子供を惹きつける魅力がたくさんあり、フラッシュカードに飽きた時、気分転換に使っていました。
スマホやタブレット端末で、アプリをダウンロードすると使いやすいと思います。
次女はこのアプリに加えて、「Three- Letter- Words」という絵合わせカードでも遊んでいました。
こちらはフラッシュカードに比べると、絵を合わせるだけなのでとても簡単。
フォニックス読みができなくてもカードを揃えられます。
次女はこのカードが大好きでよくおねだりされました。
絵合わせカードは並べるのに時間がかかるのが難点。
なので、次女がどうしてもやりたいと言った時だけ出してやっていました。
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⑤サイトワードを学びながら絵本を読む
フォニックスで文字と音の関係性をある程度学んだら、今度はどんどん英語の絵本を読んでいきます。
わが家の場合は、フォニックスを学ぶのとほぼ同時進行で、サイトワードを学ぶため簡単な絵本を使った練習をしていました。
サイトワードは直訳すると「Sight・Word (視覚・単語)」。
つまり、一目見て意味を理解できなければいけない単語のことで、英語圏の子供たちはまずサイトワードから学びます。
※頻出単語という意味もあるそうです。
具体的には・・・
動詞: do, have, go, see
冠詞: a, an, the
前置詞: at ,on ,in
こういった単語が該当します。
サイトワードを習得すれば、日常的に使われている英語の90%をカバーできるといわれているため、英語初心者向けの読み物はサイトワード中心に文章が作られています。
長女の幼稚園時代は、Amazonやヤフオクでセット本とCDを購入してよく読み聞かせたり、自力読みに付き合っていました。
一番最初に使ったのは、「Sight Word Readers」というリーダー本です。
最初に紹介したDVD「Letter Factory (レターファクトリー)」同様、評価が高くAmazonでもロングセラー商品。
1冊が8~10ページと少なく、すぐ終わるので何冊でも読めるし、子供も達成感を味わえます。また、25冊の英語絵本を2,000円台で買えるのはかなり安い!
価格も含め、初めてのセット本にピッタリだと思います。
わが家では、幼稚園へ出掛ける前に朝5冊読むのを日課にしていました。
最初は私が読んで娘がリピートします。
読めない単語はカタカナで読み方をふってあげました。
英語の発音に自信がない場合はCDもあるので、そのCDを親がセットすれば読む練習ができると思います。
子供は次第に自力で読めるようになっていきますが、私は子供が自力読みしはじめても、そばで聞いているようにしていました。
・・・と言っても内容が少ないので、5冊読んでも3分程度です。
ここまでくれば、随分と楽になりますよ。
あとは更にリーディング力をつけるために同じようなセット本やオンラインのリーディング教材を使って、同じように進めていくだけです。
「Sight Word Readers」は本当に読みやすく、姉妹でボロボロになるまで使い倒したので、今はもう手元にはありません(;^ω^)
まとめ
「英語の発音が苦手だからフォニックス教えられない!」
「英語のプロに任せた方がいいよね?」
いえいえ、そんなに構える必要ないです。
フォニックスはそんなに難しくないですよ!
私も最初は「フォニックス読み?何それ?」という状態からスタートしました。
でも子供と一緒にDVDを観て、フラッシュカードで覚えて、オンライン教材を使ったりするうちに次第と身についてきました。
教えるのではな、一緒に学ぶ。
このくらいのスタンスで、ちょうどいいのです。
お子さんに合った教材を選び、ママが無理のない範囲でサポートできれば、英会話スクールに行かなくても英語は読めるようになります。
ぜひ、実践してみてください!
※お子さんにあう教材をお探しでしたら、コチラの記事も参考にしてみてください。