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ベルリッツについて
概要
Berlitz(ベルリッツ)は全国の主要都市を中心にサービスを展開する、ビジネス英語に特化した英会話教室です。
そのためレッスンでも、講師からの質問に対して単語ではなくフルセンテンスによる返答が求められたり、「A++(※)」という会話を膨らませるテクニックを学ぶこともできます。
※質問に答える(Answer) + 説明を加える(Add) + 相手に質問する(Ask)
他社にはない心地よい緊張感を感じながら、英語を勉強することができるでしょう。
≫公式HP: Berlitz (ベルリッツ)
料金
グループ (少人数保証) |
¥4,000台/40分 |
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マンツーマン | ¥6,000台~¥10,000台/40分 |
入会金 | ¥33,000 |
教材費 | ¥10,000~ |
その他 | – |
基本情報
開校時間 | 8:30~21:00 (平日) 8:30~17:30 (土) 10:00~17:30 (日祝) |
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教室一覧 | 公式HPをご覧ください |
受講日程 | 予約制 |
講師 | ネイティブ中心 |
体験内容 | 説明&アンケート: 20分 1 on 1レッスン: 40分 提案: 45分 待ち時間等: 5分 計: 110分 |
※開校時間は教室によります。
私について
自己紹介
私はビルの管理・保守を総合的に行う会社に勤める、会社員です。
海外に関連する事業部に所属しており、年内に東南アジアに新しい拠点を作る計画があります。現在は主に、このプロジェクトを担当しています。
年齢は40代です。
英語は中高で習ったのみです。
30代半ばの時に、韓国系の外資企業に転職したことがありました。
その時は「外資に入ったのだから、英会話をはじめよう!」と思っていたのですが、入社してみたら社内の言語は日本語とハングル語のみでした。
結局、はじめるタイミングを掴むことができず、最近になるまで英語は手付かずのままでした。
英会話をはじめた、きっかけ
40歳を過ぎた頃から、老後のことを意識するようになりました。
「もしかしたら、十分な年金がもらえないかもしれない。
それならばASEANなどの国に移り住むのも選択肢の1つだろう。」
そう考えた時、やはり世界共通語である英語を身につけたいという気持ちが湧いてきました。
またちょうどその頃から、現在私が参画している東南アジア関連プロジェクトの件が話題に上がりはじめました。
当時は国内事業に関する部署にいたのですが、ASEANへの移住を漠然と意識していた私は、この新規プロジェクトに手を挙げました。
プロジェクトがはじまると私はベトナムの担当になり、現地にも行くことが決まりました。ベトナムは基本的にはベトナム語を話す国ですが、会社からは英語の準備もしておくようにいわれました。
つまり簡潔に言ってしまえば、英会話をはじめた決定的な理由は「会社命令」ということになります(笑)
利用した期間
2019年の1月から開始して、2019年7月の現在まで、合計7ヵ月通っております。
まだレッスンは残っているので、もうしばらく通うことになります。
選択したコース
ビジネス英会話のマンツーマンレッスンを受けています。
レベル1(ベーシック)から始まりましたが、5月に終わり、現在はレベル2を受講しています。
最初の方は週に4回通っておりましたが、5月のGW以降からは週3回のペースにしています。
掛かった費用 (総額)
レッスンの費用は単価が6,800円で、80回分を支払いましたので544,000円です。
さらに入学金が32,400円、教材費(レベル1&2)が22,680円掛かりました。
よって、総額は590,080円です。
高額ですが、すべて会社が負担してくれました(笑)
※料金は変更されていることがあります。詳細は公式HPをご確認ください。
≫公式HP: Berlitz (ベルリッツ)
ベルリッツを選んだ理由
利便性と、ビジネス英語特化
ベルリッツを選んだ理由は、いくつかあります。
- 通勤の途中にあったこと
- マンツーマンのレッスンがあったこと
- ビジネス英会話に特化している印象だったこと
あと、私の場合は会社の承認を得る必要がありましたので、会社を説得できそうなプランを提示することも大切でした。
ベルリッツはビジネス英会話にフォーカスしておりましたので、その点でも非常にマッチしていました。
比較対象としては「GABA」も考えたのですが、私の行動圏内に教室が無かったため選択肢から外しました。
カリキュラム
レッスン
基本的に、ベルリッツは固定の講師を置きません。
より多くの講師と話すことによって、様々なヒアリング能力を身につけさせる目的があるようです。
私も毎回講師が変わり、レッスンが始まるまで誰になるか分かりません。
そして、レッスンの進め方は講師によって大きく異なります。
テキスト通りにやる講師もいる一方で、まったく無視して趣味の話をはじめる講師もいます。
「学生の頃は車で学校に通っていた。今はこういう車が好きなんだ。」
「あのビル、見えるかい?僕はあのビルが好きなんだ。君はどう思う?」
こんな話が1時間続くこともありました。
私がベトナムに行くことを話すと、そのシチュエーションに合わせてレッスンを考えてくれる講師もいました。
文法や発音に重点を置く講師もいれば、その辺はあまり気にせず、とにかく会話をさせる講師もいました。
ベルリッツは、本当に講師による裁量が大きいです。
こちらから要望を伝えることもできますが、私はいつもお任せです。
あとは、どの講師も「A++」での会話を意識しているように感じます。
「A++」というのは、質問に対して答える(Answer)だけでなく、それについて説明を加えて(Add)、最後に相手に質問を返す(Ask)、会話のテクニックです。
例えば「リンゴは好きですか?」と聞かれたら、以下のように返したりします。
- はい、好きです。
- シャキシャキとした歯ごたえと、味も甘過ぎなくていいです。
- あなたは、どう思いますか?
こちらの話をさえぎってまで指摘をする講師は少なく、言葉に詰まっているように見えたらヒントをくれる形で会話をサポートしてくれます。
ホームワーク
宿題はありますが、だいたいは見せればOKです。
あとは「Goocus (グーカス)」というアプリが用意されています。
こちらはあくまでも自習用なので、やっていないからといって講師やスタッフからなにか言われるわけではありません。
※アプリからは催促されます(笑)
コンテンツもたくさんあり、メソッド的には大変良く出来ていると思います。
講師・スタッフについて
講師
ネイティブを中心に色々な講師の方がいます。
アメリカ・イギリス、カナダ・オーストラリア
中国・オランダ・(日本語を忘れている)帰国子女 etc
教えることに対して積極的で、こちらのやる気を出させてくれる講師が多く在籍しています。
しかしその一方で、そうではない方もおり
「あの講師には会いたくないな。休んでしまおうかな。」と思ったりすることもあります。
スタッフ
スタッフの方はサポートを適切にしており、愛想もいいです。
また日本人のカウンセラーもいます。
私も最初の体験レッスン時と、ビジネス英会話レベル1(ベーシック)が終わることにカウンセリングを受けました。
カウンセラーの方は、講師からのレポートを元に、これまでの進捗状況やこれからの学習方法について相談に乗ってくれます。
割とポジティブで的確なアドバイスをいただけたので、私は満足でした。
この時は「ベーシックを始める前と後で、リスニング力が顕著に伸びている。」と言われました。
ただ一方で「ボキャブラリーが少ない。それを増やすことで、よりリスニング力上がります。」とアドバイスをいただきました。
その他
授業の受けやすさ (振替など)
前日の15時まではキャンセルができますが、当日のキャンセルは欠席扱いになってしまいます。
私の場合は自分のお金ではないので、忙しい時期が続くと「今日はいいかな。」と欠席してしまうこともあり、改善しなければいけないと自覚しております。
イベント
ベルリッツには、レッスン外のイベントは一切ありません。
講師たちは常に忙しそうにしていますし、家族持ちの方も多いので、仕事が終わったらすぐに帰ってしまいます。
この辺の感覚も、ある意味ビジネスっぽいのかもしれませんね。
≫公式HP: Berlitz (ベルリッツ)
ぶっちゃけ、上達しましたか?
自他ともに認めるほど、リスニング力が上達
ベルリッツを始める前。
元々英語に対して強い苦手意識があり、体験レッスンでもまったく喋る・聞くことができなかった私は「本当にビジネス英会話コースをとっていいのでしょうか?」と、カウンセラーに尋ねました。
すると彼女は「必ずフォローはします。絶対、大丈夫です!」と勇気づけてくれ、私はビジネス英会話コースを選択しました。
それから実際にビジネス英会話レベル1(ベーシック)を受け始め、受け終わる頃には確実にリスニング力が上達した実感がありました。
そして、カウンセラーの方にもそう言っていただけました。
リスニング力が上がり、相手の言っていることがある程度分かるようになってからは、私の行動も少し変化してきました。
以前は仕事で外国人の方に会う時、無意識に避けてしまっていたのですが、今は「コミュニケーションを取ろう!」というポジティブな気持ちが湧いてくるようになりました。
まだまだ日常会話初級程度のレベルかもしれませんが、私にとってこの変化は一番大きかったと思います。
【まとめ】ベルリッツの口コミ・評判
良い点
ベルリッツは担任制ではないので、レッスン毎に講師が変わります。
そのため変な馴れ合いが生じず、常に新鮮な気持ちでレッスンに臨むことができるのは良いところだと感じました。
また国籍や性別・年齢や性格などもそれぞれ異なりますので、色々な英語を経験することができます。
例えば興味深かったのが、ある日イギリス人講師から「I have a shower.」という表現を習いました。
そして次の日、アメリカ人講師に対してこの表現を使ってみたところ、
「そんな言い方しない。『I take a shower.』が正しいよ。」と言われてしまいました。
イギリス人の講師から習ったことを話すと「あぁ、イギリス人から習ったのか。なるほどね。でも、アメリカではそんな言い方はしないよ。」と言っていました。
こんなことが3回くらいあり「イギリスとアメリカは、英語で対立しているのかな?」と思ったりもしました(笑)
いずれにしても、このように本当にリアルで、多様な英語に触れることができるのは、ベルリッツの強みだと思います。
悪い点
実は良い点として挙げた内容が、悪い点でもあります。
ベルリッツの講師は総じて質が高いのですが、たまに良くない方に当たることもあります。
今でも覚えているのが、あるジャマイカ人講師のことです。
当時私はビジネス英会話レベル1(ベーシック)が終わり、レベル2に入ってすぐの頃で、まだまだスピーキングに関しては自信がありませんでした。
おそらくこの講師は「『ビジネス英会話レベル2』の生徒はもっと流暢に話せる」と思っていたのでしょう。
たどたどしく話す私を見て呆れてしまったようで、それが態度に出てしまったんです。
彼は爪を噛み、貧乏ゆすりをしておりました。
そして運が悪いことに、この日私は2コマ連続で受講する予定になっておりました。
そのため最初の1コマ目でここまで合わないと分かっているのに、さらにもう1コマ受けなければいけないのは本当に苦痛でした。
ここまで酷かったのは、さすがにこの一度きりですが。。。
検討している方へ
ビジネス英会話のコースを検討している方は、受講を開始する前からある程度のベースがあった方がいいと思います。
元々学校で習っていた英語以上のことをやってきていれば、ビジネスで通用するフォーマルな表現を身につけ、大きく成長することができるでしょう。
ただ一方で、私みたいに予備知識ゼロからスタートした場合は伸び悩むかもしれません。
ベルリッツには“英会話教室と聞いてイメージするフレンドリーさ”は無いので、少し挫折感を味わう場面もあると思います。
もしこれを読んで不安に感じたのであれば、他社に行って少しベースを身につけた後でベルリッツに戻ってきた方が、時間的・金銭的な面からも賢い判断だと思います。
≫公式HP: Berlitz (ベルリッツ)