- 種類が違う3つサービスの特徴や費用感
- それぞれを実際に利用した体験談
- 3種類やってみて、どれが一番効果を感じたか
英語の必要性が高まる中、早期英語学習に取り組むご家庭も多いと思います。
しかし、はじめてみると思い通りにいかないケースも少なくないはず。
- 子供が英語に興味を持たない
- 英語に拒絶反応を見せる
- 英会話教室に行きたがらない
わが家でも、娘たちを「英語嫌い」にさせてしまったことがあり、都度改善をしてきました。
今回は私たちの実体験や、周囲のママさんのお話をもとに「どうしたら子供は『英語好き・嫌い』になるのか」を、考えてみたいと思います!
Contents
子供の英語「好き・嫌い」がわかれる要素
親の働きかけ
– 子供が自ら英語に興味をもち、学習をはじめる –
こんなことが起きているなら、きっと今この記事を読んでいませんよね(笑)?
現実はそんなに単純ではなく・・・
私の経験からも、子供が英語に興味を持ち一定のレベルに達するには、親の働きかけとサポートが必須だと感じます。
そして、この働きかけをどう行うかで、子供の英語好き・嫌いも決まってきます。
わが家の場合、私は長女が10ヵ月頃から英語教育の情報収集をはじめ、1歳半頃から本格的に親子英語をスタートさせました。
乳幼児期は特に「わが子をバイリンガルにさせたい!」と意気込み、片っ端から英語教材を試しました。
するとやはり、私の異常なまでの働きかけにより、長女が「英語嫌いになった時期」「英語好きになった時期」がありました( ゚д゚)。
では具体的に、何をしたら「英語嫌い」になり、何をしたら「英語好き」になったのか?
周囲のママさんの経験談も踏まえて、書き出してみます!
英語が嫌いになる5つのパターン
①興味のないことを続けさせる
まず思い当たる失敗は、長女が「興味がない」「苦手」「わからない」ことを、私の都合で続けさせたことです。
具体的には、マンツーマンのオンライン英会話を1年間続けさせました。
これは長女の興味・好みよりも、私が「英会話スクールより安いから」「我慢して続ければ効果がでるかも」と思って、はじめました。
しかし、長女にとってはネガティブな点も多かったようで・・・
- 内容がつまらない
- 外国の方が苦手
- やる(やらされる)目的もピンとこない
- だから、覚えられなくて答えられない
これを解消しないまま継続した結果、最後は本当にやる気を失い、英語自体が嫌いになりかけてしまいました。
上手くいかない時は、子供から理由を聞いて改善する。
それでもダメなら、スパッと辞めるべきだと学びました。
②グループレッスンが合わない
これはわが家の話ではなく、周囲のママさんによる情報ですが・・・
幼児のグループレッスンでは、こんなことが起こりがちだそうです。
- 元気で活発なお子さんがゲームで興奮しすぎて、レッスン中断
- ゲームルールが理解できず進まない
- 子供によってはグループ活動に馴染めない
そして、こういった状況に強いストレスを感じてしまうお子さんもいます。
そういったお子さんに対して、ストレスの原因を解消せずに「もう少し頑張ろう!」と無理を強いてはいけません。
根本的な原因は英語でなくても、結果的に英語嫌いになってしまうことがあります。
もしお子さんが英会話教室に行きたがらないなど、「あれ?」と違和感を感じたら、本人からよく話を聞き早めに対処しましょう。
③勉強感が強すぎる
英語はまず、英単語を覚えることが先決です。
私自身も、「英語は単語が9割」と提唱するこの本の教えを実践してみて「本当にそうだな~。」と実感しています。
しかし、だからといって子供(特に幼児)に
- フラッシュカードを使って単語暗記
- 覚えていない英単語の確認
こんな風に単純暗記をさせようとすると、たいてい嫌がります(;´Д`)
お勉強感が強くなりがちな単語暗記では、うまく子供の興味を引く工夫をしましょう。
※「好きになるパターン」の方に、いくつか具体例を書いています!
④ノルマを厳守させる
英語学習は1度にたくさんやるよりも、5分でいいから毎日続ける方が効果が高いです。
しかし、ルーティーンを厳守させようとすると、子供は英語学習に対して「義務感」を感じ、英語嫌いになることがあります。
以下の状況などにおいては、特に注意が必要です。
- 課題が難しい(量が多い)
- 子供が疲れたり眠かったりする
- TVが見たいなど、意識が別にある
私も先日、長女(10歳)が何かと屁理屈を言い単語を覚えようとしないので、「なんで覚えられないの!」とぶち切れてしまいました。。
しかし冷静になって考える、その日はスイミングがあり疲れていました。
さらに学校や塾の宿題なども多く、キャパオーバーだったようです。
その後長女と話し合い、「スイミングがある日は、単語暗記はお休み」になりました。
子供の状態を無視して計画通りに進めようとしても、うまくいきません。
逆に「ノルマを減らす」ことで、良い結果が生まれることもあるのです。
⑤英語音声を無駄に聞かせ続ける
- ディズニー映画やネイティブ向けアニメの音声を英語にする
- 食事中やドライブ中など、とにかく英語音声を流す
英語教育に熱心なママたちにとっては、「あるある」だと思います。
私も長女が小さい頃、スカパーのディズニーチャンネルを英語音声で視聴させたり、食事中に英語教材の音声を流していました。
こういった「聞き流し」は、リスニング力をつけるためには有効な方法です。
ただし、音声は子供が理解できる(半分くらいわかる)レベルでないといけません。
ネイティブ向けのものは避けて、英語が母国語でない子供向けに作られた歌やアニメーションを使用しましょう。
- ネイティブ向けの英語音声(ハイスピード)を視聴させる
- 子供は理解できない
- 「何言ってるか分からない。日本語がいいー。」と英語を拒絶
これ、わが家でも起きた実話です( ゚д゚)
英語が好きになる5つのパターン
①子供が好きな歌・ゲームを取り入れる
私は娘2人と家庭で英語教育をする傍ら、アメリカ人講師と一緒に6年間、親子英会話サークルを運営していました。
そこでわかったのは、「子供はとにかく歌やゲームが大好き!」ということ。
例えば、単語カードではなかなか覚えられない「月」や「曜日」。
しかし動画の振り付けをサークルでやってみたところ、子供たちはアッという間に覚えてしまいました。
また英単語カードはゲームにすると盛り上がります。
画像は、水の生き物の単語カードをだれが一番多く釣れるか競うゲーム。
あとはアメリカ人講師が読む単語カードを、部屋の中から見つける宝探しゲームなんかもやっていました。
家でも飽きない工夫をしていました。
- 英単語カードを使ったカルタ
- オンラインの英単語ゲーム
※「③オンライン教材を活用する」にオススメの教材を載せています! - 動物や果物の英単語を覚えるときは公文の絵カードを使う
(イラストがリアルで大きく興味を引きやすいため)
②親も対等に学ぶ
思い返せば、娘たちは私が文法・発音などを教えようとすると強く反発する一方、一緒にゲームに参加したり歌を歌ったりすると楽しんでくれていたように思います。
特にフォニックス学習をやってみようと思った頃。
私もフォニックス読みを知らなかったので、DVDを一緒に見て覚えたり、絵本の教材を一緒に読んだりして親子で楽しく学ぶことができました。
子供は「教える」「教えられる」という上下関係より、「一緒にやる」という対等な関係で接した方がやる気になるのだと思います。
③オンライン教材を活用する
個人的には、参考書や問題集を使った英語学習は、幼児~小学校低学年にはまだ早いと思います。
実際に長女が小1の時、英検ジュニアのシルバー(中級)対策で参考書を使ったのですが、お勉強感満載でいつもイヤイヤ取り組んでいました。
次のゴールド(上級)の時にeラーニング教材を試したところ、楽しくてしょうがないらしく「もうやめなさい!」と言われるまでやっていました(笑)
お子さんが幼児~小学校低学年で、英検4~5級レベル(600~700語くらい)の語彙力を養うなら、ゲーム感覚できるオンライン教材の方が楽しく学べて良いのだと思います。
<実際使ったオススメのオンライン英語教材>
- Starfall ABCs
無料のアルファベット教材アプリ。2歳くらいから使えて、フォニックス読みも学べる。
Android / iOS - Starfall Learn to Read
無料のフォニックス学習アプリ。アルファベットを覚えた後くらいから使える。
Android / iOS - Little Fox (リトルフォックス)
アニメーションストーリーで英語が学べるアプリ。対象は幼児~小学生で、無料の機能も多い。 - 英検ジュニアのラーニング教材
小学校英語の予習復習にピッタリ。クイズやゲームが盛りだくさん。
④英語を通して仲間を作る
英語活動の際、子供たちは「同世代の友達がいる」ことを心強く感じます。
長女も、「〇〇ちゃんがいるから行く!」と公民館主催の英会話講座に参加したり、同年代の子が多く参加していたヤングアメリカンズでは「(みんなで舞台を作るのが)すごく楽しい!」と積極的でした。
英語が好きというよりは
- 英語を通してお友達に会えるのが嬉しい
- みんなで何かをするのが楽しい
という感じのようです。
「こういう機会を作ってあげることも、親の大事な役目かな。」と思っています。
⑤達成感・満足感を与える
英語のおかげで何か良いことがあると、子供は英語が好きになります。
例えば長女の場合
- 英検合格で、公文の先生に褒められた!
- 外国人の先生とお友達の会話を手伝って、みんなに「すごい!」と言われた!
ということがあり、とても嬉しかったようです^^
英語を通しての達成感があると、子供はより英語に対して積極的になってくれます。
まとめ
「よく観察し、一緒にやる」ことが一番大切
ここまで読んで、「どうすれば英語が好き・嫌いになるのか?」が少しでも掴めてきたのなら嬉しく思います。
その中でも、私個人が最も大切だと思うことは
「子供をよく観察すること。そして、親も一緒にやること。」です。
ネットを検索すれば、様々な家庭学習の方法が見つかると思います。
それを試しつつ様子をよく観察すれば、その子の好き・嫌い(合う・合わない)も自然とわかります。
「ああ、これは好きなんだな」
「う~ん、覚えさせようとすると抵抗するな・・・」
「つまらなそうだから、あと5分で切り上げよう」
子供が好きそうなら、それを一緒にやるだけです。
嫌いなことは、改善してみて・・・ダメならやめる!
一緒に取り組めば、家庭学習でも必ず成果は出てきます。
ぜひ、親子でトライしてみてください!