- いきなり外国人講師でも大丈夫?
- できるだけ子供の扱いが上手な講師にお願いしたいけど、どう選べばいいの?
- 教材は生徒側で選ぶと聞いたけど・・・なにを選べばいいのか分からない。
自宅で手軽に英会話を学べるオンライン英会話は、お子さんの英語学習にもぴったりの学習ツールですよね。
ところが、お子さんにレッスンを受けさせてみようかとお考えの方々の中には、このような悩みを抱えていらっしゃる方が多くいらっしゃるようです。
そこで今回は、オンライン英会話講師として多数のお子さんにレッスンさせていただいている私が、レッスンを受けるにあたっての講師選び・教材選びについてご紹介してみたいと思います。
Contents
外国人?日本人?講師はどうやって選ぶ?
「いきなり外国人とのレッスンでも大丈夫なのか?」
「子供の扱いがうまい講師は、どのように選べばいいのか?」
講師の選び方についても迷うことはたくさんありますよね。
ここでは講師選びのポイントについて、ご紹介させていただきます。
- 英語の指示が理解できるようになるまでは、日本人講師
- 指示が理解できるようになったら、外国人講師にチャレンジ!
- プロフィールを確認し、子供慣れした講師を選ぶ
簡単な指示が理解できないなら、日本人講師推奨
レッスン中のコミュニケーションとして欠かせないのが、「何ページから」「リピートしてね」といった講師の指示を理解することです。
したがって”page 1”や”repeat”といった簡単な英語の指示が理解できない状態で外国人講師を選んでしまうと、頻繁に親御さんが介入しなければならないため、あまりおすすめできません。
レッスン中に「ほら、〇ページだって。」「先生のあとに続けて言ってごらん。」など親御さんがお子さんに語り掛けることによって、お子さんの注意が親御さんに向いてしまい、レッスンの内容に集中できなくなってしまうことがあります。
オンライン英会話はご自宅で受講する分、親御さんに甘えがちです。
なので、英語の指示が理解できるようになるまでは、日本語の通じる日本人講師を選ぶことをおすすめします。
最初のうちは、なるべく同じ講師を選ぼう!
また、受講しはじめの時期は講師を極力固定した方が、効率的に学習できると思います。
基礎固めの時期が間延びしてしまわないように、お子さんの実力を的確に把握している講師にレッスンを進めてもらった方が、「かゆいところに手が届く」レッスンを展開してくれるはずです。
私の生徒さんたちの場合は、毎日か1日おきくらいで来られる方が多い印象です^^
外国人講師のレッスンを受けられるようになってきたら、いろいろな講師からレッスンを受けることをおすすめします。
オンライン英会話はフィリピン人講師が多く、訛りの強い講師もいます。
そのため、バランスよくいろいろな国籍の講師と話すことで、訛りがうつってしまうのを防ぐことができますし、コミュニケーション能力自体を高めることもできます。
指示が理解できるようになったら外国人講師に挑戦!
せっかくオンライン英会話レッスンを受講しているのですから、外国人講師とのレッスンにもチャレンジしてみましょう!
最低限の指示が聞き取れるのであれば、あとは簡単な単語やボディランゲージを使って、コミュニケーションを取るための度胸をつけていくことも大切なことです。
お子さんに以下のように語りかけてみて、理解できるかどうか試してみましょう。
- Let’s go to page 3!! (3ページにいきましょう!)
- Please repeat after me. (私の言うことを繰り返してください)
- Do you have any questions? (質問はありますか?)
特に①②が理解できていれば、外国人講師とのレッスンも問題なく受けられると思います。
ただし、文法の説明を英語でされてしまうと、さすがに理解が追いつかないと思います。
時々は日本人講師のレッスンを挟むようにし、普段外国人講師相手だとなかなか聞けないことをクリアにする時間を設けてあげるといいでしょう。
講師ページもしっかりチェック!子供慣れした講師を選んで
外国人講師の場合も日本人講師の場合も、子供の扱いがうまい講師を選べるかどうかはとても大切なポイントです!
オンライン英会話レッスンでは、小さな画面越しに講師と子供がコミュニケーションを取り続けなければなりませんので、子供を退屈させずにパソコンに惹きつけておけるかという点で講師の力量が問われます。
講師選びの際は、講師のプロフィールが載っているページで、以下のような点についてチェックしましょう!
※恐縮ながら一部私自身の講師ページを使い、説明させていただきます。
- 子供の指導歴
まずは、口コミに子供向けレッスンに関する記載があるか、生徒の年齢分布で子供が多いかなどをチェックしてみましょう!
例えば、私が講師をしているNativeCampでは受け持った生徒さんの年齢分布が確認できます。
以下は実際の私の生徒さんたちの年齢分布ですが、お子さん向けレッスンが30%以上と、他の年齢層に比べ比較的高いことが分かります。
- 「子供向け講師」のマークやバッジ
スクールによりますが、子供向けレッスンが得意な講師には、その旨を表すマークがついていることがあります。
例えばNativeCampの場合、子供へのレッスンを得意とする講師にはこのようなマークやバッジがつきます。
- 子育て経験の有無
子育て経験がある講師は、プロフィール等にその旨が記載してあることが多いです。
- 英語の歌を積極的に使ってくれそうな講師かどうか
画面越しに指導する英会話レッスンでは、ダンスやゲームなどのアクティビティが使いにくい分、英語の歌や手遊びを使って子どもの注意を惹きつけておくことが多いです。
プロフィールに「一緒に歌おうね♪」といったコメントのある講師の方が、子供の扱いに慣れている可能性が高いです。
お子さんのステップ別♪教材選び
オンライン英会話では、最初のレベルチェック等である程度推奨教材を示してくれる場合もありますが、基本的には親御さんの判断で教材を決めていくことになります。
そこで、ここでは私がお子さんに英会話を教える際のステップをベースに、おすすめの教材をご紹介します。
現在お子さんができることと照らし合わせて、教材を選んでみてください!
※私が講師をしているNativeCampの教材を、それぞれの具体例としてご紹介しています。
ステップ0: まずは日本人講師に相談してみよう!
オンライン英会話において、教材選びは非常に重要です。
もし不安があるのなら、本格的にはじめる前に1コマを使い、じっくりと日本人講師に相談してみるのも1つの方法だと思います。
その際は親御さんが応対し、現状お子さんができることや、悩みをしっかり伝えましょう。
ステップ1: アルファベットを学ぼう!
子供英会話の第一歩は、アルファベットを覚えるところからです。まずはアルファベットを扱っている教材を選びましょう。
具体的には、こういった教材がそれに該当します。
参照元: NativeCamp
ただし、アルファベットの「書き方」はオンラインレッスンでは指導しにくい部分になります。
また書けるかどうかの確認も画面越しになり、レッスンが間延びしてしまいお子さんも退屈しがちです。
レッスン後はおさらいもかねて、親御さんの方でその日習ったアルファベットの書き方を教えてあげるとよいでしょう。
ステップ2: フォニックス式発音を覚えよう!
AからZまで言えるようになったら、次はアルファベットごとの発音を学びましょう!
Aは「ェア」、Bは「ブッ」など、発音の基礎を覚えれば、スペルを見ただけで大体の単語は発音できるようになります。
教材については、講師がそれぞれ独自のものを持っている場合もありますが、ネイティブキャンプの場合は以下のようなテキストがそれに該当します。
参照元: NativeCamp
ステップ3: どんどん日常会話に慣れていこう!
アルファベットの読み方と発音を覚えたら、いよいよ単語・文法に進んでいくことができます。
挨拶や慣用フレーズ、be動詞・一般動詞を使った簡単な文章の作り方に移っていきましょう!
こんな教材がおすすめです。
参照元: NativeCamp
ご紹介したような海外の子供たち向けのテキストを使う場合、1つ注意したいことがあります。
多くの英会話スクールもこのような海外テキストを使っていますが、日本人にとってはわかりづらい文法説明になっているケースが多々あります。
例えば、”It is ~ .” ”What is ~ ?”といった文章は、最初から”It’s ~ .” ”What’s ~ ?”と短縮した形で記載されていることが大半です。
そのため”is”が省略されていることに気づかず、長く英会話を習っているお子さんでも
It’s is an apple!! (イッツ イズ アン アップル!)
こういった文章を使い続けているケースもよくあります。
ステップ3までこられたお子さんであれば、外国人講師とのレッスンにも十分対応できるかと思いますが、外国人講師はそうした日本人特有の勘違いに気づかずレッスンを進行してしまうことが多いです。
そのため、時々は日本人講師によるレッスンを挟み、日本語による補足説明を入れてあげることで正しい文法理解を促すことをお勧めしたいと思います。
教材の選び方をご紹介しました!
お子さんのレベルや性格などを加味し、ぴったりくるレッスン内容を選ぶのは、オンライン英会話をはじめるうえで最も大切なプロセスです。
上記も参考にしていただきながら、じっくり考えて決めてくださいね♪
まとめ
お子さんのオンライン英会話について、講師目線で効果的な受け方をご紹介させていただきました。
参考になるものはあったでしょうか?
小学校で英語の授業がはじまる前から、オンラインで英会話レッスンを受けるお子さんはどんどん増えています。
ぜひ親御さんが上手に誘導して、お子さんに英会話の楽しさを教えてあげてくださいね♪
なお、レッスンの効果的な受け方や予習・復習方法を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。