私が日本に来た理由

【私が日本に来た理由】ミケーレ from イタリア

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「What made you come to Japan??」 

 

ミケーレ
ミケーレ

実は僕、寿司シェフなんだよ。

 

僕

え、本当に?

 

ミケーレ
ミケーレ

うん、日本に来るのはこれで3回目。

前回は北海道・函館の鮨屋で、修行をしていたんだ。

今回東京に来る前は、ヨーロッパの色々なレストランで寿司を握っていた。
直近はドイツのレストランで働いていたよ。

 

 

 

寿司を食べることに興味を持つ外国人にはたくさん会ってきたが、
作ることに興味を持ち、そして仕事にしている外国人にはまだ会ったことがなかった。

変わったキッカケで日本に来る人もいるものだ、と思った。
※4分で読めます。

Attraction

僕

ところで、そもそも何で寿司に興味を持ったの?

 

ミケーレ
ミケーレ

僕は元々はウェイターとして、イタリアのレストランで働いていたんだ。

そこでね、寿司や刺身が提供されていたんだけど・・・

僕はそれを見て「なんて美しいんだ。」って素直に思ったんだよ。

 

ミケーレ
ミケーレ

僕はすぐに、レストランのシェフに直接お願いしてキッチンに入れてもらったんだ。

そして、それからはどんどん寿司にのめり込んでいって・・・
数年経ったら、そのレストランでは一番の腕前になっていたんだ。

 

僕

(かっこいいなぁ・・・コイツ。。。)

 

 

Experience

僕

それから日本に来たのは、なんで?

 

ミケーレ
ミケーレ

寿司を勉強すれば勉強するほど「日本で本物の寿司を習ってみたい!」という気持ちが大きくなっていったんだ。

だから僕は「寿司アカデミー」に通うことを決めて、日本に来たんだよ。

 

ミケーレ
ミケーレ

そして、2回目も寿司の修行。
その時は函館の鮨屋で、師匠に弟子入りして勉強したんだ。

新聞にも載ったんだよ。

 

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僕

そうなんだ。観光とかはしなかったの?

 

ミケーレ
ミケーレ

観光もしたよ!

「函館山」とか、野球観戦とかにも連れて行ってもらったんだ。

だから僕は「ファイターズ」ファンなんだ^^

 

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Story

episode: 1

僕

今回はどうして東京に来たの?

 

ミケーレ
ミケーレ

今回は3回目になるけど、はじめて普通の観光で来たんだ。

でも、忙しく観光地巡りをするのではなく、ローカルの人と触れ合いながら普通の生活をしたいと思っているよ。

 

僕

なるほどね。
あと、何ヵ月くらいいるの?

 

ミケーレ
ミケーレ

全部で2ヵ月半の予定で、既に1ヵ月経ったから・・・
あともう1ヵ月半くらいいると思うよ。

 

episode: 2

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ミケーレと出会ってから、1~2週間に1回くらい飲みに行くようになった。

1ヵ月くらいが過ぎた頃、一緒に飲んでいる時ミケーレがこんな話をしてきた。

 

ミケーレ
ミケーレ

実は、こないだ日本人の女性と出会ったんだ。

彼女はそこまで英語を喋るのが上手じゃないけど、すごく優しくて、一生懸命話そうとしているのが伝わってくる。

そして何より・・・
「She is super cute!!」

※写真を見せてもらいましたが、本当に可愛い・・・メッチャ羨ましい(´・ω・`)

 

僕

おー、いいじゃん!
それで、それで!?

 

ミケーレ
ミケーレ

知っての通り、僕はもうあと2週間くらいしたらイタリアに帰る予定なんだ。

だからどうしようか迷ったんだけど・・・
「ピザでも食べに行かない?」って言ったら、OKしてくれたんだよ!

 

僕

(さて、一体どうなるのかしら・・・)

 

episode: 3

僕

ミケーレ。結局、デートはどうだった!?

 

ミケーレ
ミケーレ

デートは、すごく上手くいったよ!

僕たちはすぐに会えなくなってしまうけど、それでも付き合うことになったんだ。

 

僕

そうか。そんなニュースを聞けて、僕も嬉しいよ^^

でもすぐ帰っちゃんじゃ、彼女も可哀想だね。

 

ミケーレ
ミケーレ

いや、実は僕さ・・・

滞在期間を、2週間延ばしちゃいました!

 

僕

(・・・さすが、イタリア人だわ。。。)

 

僕

おー、そうなんだ。。

そしたらまた、来週か再来週くらいに飲みにでも行こうか!

その時が、本当に最後になるかもしれないね。

 

finale

ミケーレが帰国する2日前、僕は彼と、他の仲間たちと一緒に飲んでいた。

やはりいつもと比べると、彼は少し寂しそうに見えた。

 

僕

明日は、彼女に会うのかい?

 

ミケーレ
ミケーレ

そうだね。
明日一緒に過ごして、明後日の朝には空港に行かないと。

 

僕

そうかぁ・・・例えばさ、ほら。

もう2週間延ばすとか・・・そういうのは、無いの?

 

ミケーレ
ミケーレ

もう伸ばせないんだよ。

 

僕

・・・?
どういうこと?

 

ミケーレ
ミケーレ

日本の観光ビザは90日間が限度なんだ。

僕は元々2ヵ月半いる予定で、既に2週間延ばした。

だからもう、伸ばせないんだ。伸ばしたくてもね・・・

 

僕

なるほど・・・じゃあ、本当に帰るんだね。

 

 

ちょうどそんな話をしていた時、ミケーレのLINEに通知が来た。

 

 

ミケーレ
ミケーレ

「寂しい」って・・・

彼女が、そうメッセージを送ってきた。

 

そう言った彼の表情は、涙を堪えているようにも見えた。

 

 

Future

僕

イタリアに帰ったら、どうすの?

 

ミケーレ
ミケーレ

イタリアに帰ったら、大学に入学してUI/UXデザインを勉強する予定なんだ。

日本語も自分で勉強しながらね。

 

僕

なるほど。なぜ、寿司を続けないの?

 

ミケーレ
ミケーレ

実は、将来的には日本に住みたいと思い始めているんだ。

そうなると、イタリアと日本にはワーキングホリデービザがないから、ビジネスビザで来るしかない。

 

ミケーレ
ミケーレ

日本で寿司シェフになることも考えたけど・・・
やっぱり外国人が日本で板前として寿司を握っていたら、少し変だと思うんだ。

ヨーロッパやアメリカなら、それはまったく問題ない。
けど、日本で寿司シェフとして長期間就職するのは、難しいと思う。

 

僕

(確かに、日本にはまだそういう保守的なところがある。)

 

ミケーレ
ミケーレ

大学で日本語を学ぶことも考えた。
けど、将来的な選択肢の広さも考慮して、それ以外で専門スキルを身に付けた方がいいと思ったんだ。

日本語だけできるようになっても、日本でビジネスビザは取れないからね。

 

ミケーレ
ミケーレ

3年後にまた、今度はビジネスビザを取得して日本に帰ってくるよ。

 

僕

そうか、分かった。

その時を楽しみにしているよ、ミケーレ!

ちゃんと彼女も気にかけてやってね^^

 

ミケーレ
ミケーレ

もちろん、離れても彼女は大切にするさ!

そして、僕たちも連絡を取り合おう!

 

ミケーレ
ミケーレ

というかさ・・・


イタリアに来れば??

 

そだなぁ・・・
これをキッカケにイタリアに行ってみるのもいいかもしれない。

日本にしろイタリアにしろ、近い将来に僕たちはまた会えるだろう。

 

Ciao、ミケーレ

頑張れ。