- TOEFLの模試を受けてみたいけど、いくらかかる?
- 実際に受けるまでにやることが多い・・・ちょっと誰か教えてください(‘Д’)
- そもそも、オンライン模試って受ける意味あるの?スコアは信用できるの?
TOEFLスコア100点、もしくは110点を目指して勉強中です。
先日実力試しのために、TOEFLの公式模擬試験である「TOEFL Practice Online」を受験しました。
その際に感じたことがあるので、書きたいと思います。
先に結論から言ってしまうと・・・
- 準備がけっこうめんどくさい
※僕は実際に受験するまで、2時間弱かかりました。。 - 模擬試験の内容および、算出されるスコアはイイ感じ
- 復習に最適化されてなくて、ツライ
といったところです。
今後受験される方は、僕のように準備で時間を無駄にして欲しくないので、情報をシェアしたいと思います。
では、詳しく書いていきます。
※5分くらいで読めると思います。
Contents
申し込み方法
申し込み方法は2つ ←料金が異なります
まずTOEFLの公式オンライン模擬試験(TOEFL Practice Online)を受ける方法は、2つあります。
- TOEFLの問題を作成しているETSの直営サイトから、申し込む
- TOEFLテスト日本事務所が運営する公式オンラインショップから、申し込む
どちらで申し込み(購入)を行っても公式の模擬試験を受けることができます。
ただ、それぞれ料金などで少しだけ異なる部分もあります。
TOEFL運営団体(ETS) | TOEFLテスト日本事務所 | |
サイト言語 | 英語 | 日本語 |
料金 | $45.95 | 4,380円 |
コード発行 | 即時(自動) | 順次(手動) |
営業時間 | – | 10:30~16:30 (土日祝日は休み) |
ご覧の通りTOEFLテスト日本語事務所の方はサイト言語が日本語ですし、料金も少し安いので、基本的にはそちらから申し込めばよいと思います。
ただし、注意点が1つだけあります!
TOEFL Practice Onlineを受ける際には「Authorization Code」というものが必要になり、上記サイトから申し込み(購入)するのですが、日本事務所の方はコードが即時発行ではなく、営業時間内の順次発行となります。
つまり平日の夕方や、土日に「よし、今から受けよう!」と思っても、コードが発行されず、受験することができません。
「今すぐに受けたい!」という方は、ETSのサイトから申し込みをしてください。
※まさに僕がそうでした。
土曜日に受けようと思い・・・結局両方のサイトから1つずつ申し込みをしました^^;
受験前の準備3つ (けっこう面倒です)
TOEFL Practice Onlineの購入を行った後、受験前にやらなければいけないことが2つあります。
- 機材チェック
- TOEFL Practice Online用のアカウント作成
- Authorizationコードの入力→受験
①PCの設定
まずPCの設定を行う必要があります。
設定方法については、TOEFLテスト日本語事務所のサイトに詳細な説明がありますので、そちらを参照してください。
僕の方でも、大雑把な流れを示しておきます。
<TOEFL Practice OnlineのサイトURLについて>
ETSから購入した場合とTOEFLテスト日本事務所から購入した場合とでは、メールに添付されるURLが異なります。
- ETS: https://toefl.startpractice.com/
- TOEFLテスト日本事務所: https://toeflpractice.ets.org/
しかし、受験に関する設定・情報は2サイト間で連動しているようなので、どちらで進めても大丈夫です。
- TOEFL Practice Onlineのサイトへアクセスする
- 機材チェックを行う


Locationは適当で大丈夫です。
とりあえず「Japan」とか入力しておいてください。

機材チェックはすべてをクリアしなくても大丈夫そうです。
僕も画像の通り2つNGが出てましたが、問題なく受験できました。
※↑動作を保証するわけではないので、もちろん心配な方はしっかりと準備をしてから受験してくださいね。
- 必須ツール(Audio Browser)のインストールサイトへアクセスする
- インストールを行う

②受験用アカウント作成
TOEFL Practice Onlineを受験するには、TOEFLの本番試験アカウントとは別に、模擬試験用のアカウントを作成する必要があります。
アカウントの作成方法についても、TOEFLテスト日本語事務所のサイトに詳しく書かれているのでご参照ください。
TOEFL Practice Online準備②
受験用アカウント作成方法
こちらも、簡単な流れだけ書いておきます。
- TOEFL Practice Onlineのサイトへアクセスする
- メールアドレスを入力する

メールアドレスは、ログインIDとして扱われるだけのようです。メールアドレス認証すらありません。
ただ「パスワード忘れちゃった!」という時には使いますので、使用可能なメールアドレスにしておいてください。
- プロフィールを登録する

これらの情報は後からでも変更可能です。
あまり悩まず、とりあえず必須項目だけ適当に埋めたら「Submit」を押してください。
③コード入力→受験
さて、これでようやく購入した「Authorizationコード」が必要になります。
これも先程のサイトに詳しく書かれているのですが、念のためもう一度貼っておきます。
TOEFL Practice Online準備③
受験用アカウント作成→コード入力方法
- TOEFL Practice Onlineのサイトへアクセスし、ログインする
- 購入後にメールで届く「Authorizationコード」を入力する


- テストのモードを選択し、TOEFL Practice Onlineのプログラムを起動する

「必須ツール(Audio Browser)はインストールされてるか?」と確認されます。
手順通りに進めてきたのであれば、入っているはずなので「Start My Test」をクリックしましょう。

※↑Google Chromeを使用している場合は、自動ダウンロードされるプログラム(上図左下)をクリックすると、TOEFL Practice Onlineが起動します。
「Timed(時間制限あり) / Untimed(時間制限なし) Mode」を選択します。
基本的には本番環境に近い「Timed Mode」を選ぶといいでしょう。
時間内に解けなかった問題は、テスト終了後に復習すればいいと思います。
受験中・受験後のこと
本番試験と比べ、難易度の違いはほとんどない
本番試験とTOEFL Practice Onlineは、ほとんど違いがありません。
あえて挙げるのであれば、以下の点が異なります。
本番 | 模擬試験 | |
---|---|---|
難易度 | – | 本番と同じ |
試験時間 | 約4時間 | 約3~3.5時間 |
試験環境 | 試験会場 (周りがうるさい・緊張感がある) |
自宅 (静か・リラックス) |
模擬試験の方が試験時間が短く、また周りの音(スピーキングとか)に邪魔をされないため、リラックスして受けることができます。
スコアの信頼性も高い
スコアの信頼性はかなり高いです。
以下、僕が受けた本番とTOEFL Practice Onlineのスコアです。
僕の場合、スコアの乖離はわずか1点でした。
スキル毎のスコアを見ても、大きく乖離しているものはありません。
◆本番試験 at 2019/10/19

◆TOEFL Practice Online at 2019/12/7

この通り、本番試験に近いスコアが出ます。
TOEFLにおける現在の実力が知りたい方は、積極的にトライしてみるといいと思います。
ただし、復習には向きません
TOEFL Practice Onlineは、難易度・算出されるスコア共に正確に本番試験をシュミレートできており、良い模擬試験です。
ただし、復習には不向きです。
致命的なのは、リスニング問題のスクリプトがないことです。
聞こえなかったところの英文を確認することができません。
※「ゆっくり再生モード」とか気の利いた機能は当然ありません。聞こえるまで粘るしかないのですかね?
また操作性も悪く、各問題に直接飛べないことがあります。
そういった場合は、1つ前の問題から「Next」「Next」と進んで、該当の問題まで辿り着かなければいけません。
僕も受けた後に気付きました。
特にリスニング問題のスクリプトは「普通あるっしょ。」と思っていたので、驚きでした(´・ω・`)
まとめ
TOEFL Online Practiceは本番試験と同じクオリティーが担保されており、算出されるスコアも非常に信頼性が高く、優れた模擬試験であるといえます。
- TOEFL勉強開始前、現在の目安スコアを知るために受験する
- 勉強期間中、成長度合いを確認するために定期的に受ける
- 本番前、問題や時間配分に慣れるために受ける
ご存知の通り本番試験は高額ですので、現状把握、そして試験慣れのためには有効な方法だと思いました。
※僕も本番までに、あと2回くらい受けてみようと思ってます。
ただし復習するための機能は充実しておりませんので、ご注意ください。
日々の勉強には、公式問題集の方が向いていると思います。
公式問題集にはいくつか種類がありますが、TOEFLテスト日本語事務所のサイトに見やすい問題集比較表があるので、参考にしてみてください。
ちなみに僕が使っているのは、青い本と赤い本です。
なお、青い本の「英語版」と「日本語版」はまったく同じ内容ですので、ご注意を・・・。
(僕は知らずに、「英語版・日本語版」の両方買ってしまいましたので^^;)

青い本の「日本語版」。
日本語解説は正直そこまで役に立ちませんが、やはり日本語訳は理解を助けてくれます。
TOEFLにあまり慣れていない僕のような方は、とりあえず日本語版の公式ガイドだけ購入してみると良いと思います。
※以下、僕が仕事をしながら、約半年でTOEFL104点を取った時のことを書いています。
お時間があれば、こちらも見てみてください(‘ω’)ノ

